第73章 残りの結婚休暇の使い方 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
そのままよしよしと
杏寿郎の手が頭を撫でて来て
その心地良さに目を細める
「頭、撫でられるのも好きだな。君は」
「だって、ふにゃーってした顔になるよ。
頭、撫でて貰うの、好き」
よしよしとまた更に撫でられてしまって
スリスリと杏寿郎に自分の身体を擦り寄せる
朝食を済ませて
一緒に浴びたいと言うので
シャワーを浴びると
支度をすませて
グラングラリアを後にする
お目当ての浜名湖の遊覧船に乗る為に
昨日行った 浜名湖パルパルの近くの
はままつフラワーパークを目指す
はままつフラワーパークの
隣には動物園も併設されているらしく
セットの入園券がお得らしいけど
入場料金はシーズンによって
価格が変動するらしくて
丁度夏の7月8月はフラワーパークの
花が少ない季節らしくて入園は無料なのだそうだ
本来の目的は夜のえびすき漁なので
昼間はゆったりと過ごして
早めにあっちに戻ってもいいなと
杏寿郎が運転しながら言って来て
えびすき漁の場所までは
グラングラリアから送迎してくれるって
真希ちゃんが言ってたから
グラングラリアの宿泊のプランと
えびすき漁がセットになってるのも
扱いがあるからと別々に予約していたのを
成瀬さんがセットのプランの
扱いにしてくれたそうで
掬えた車エビや魚を次の日の
朝食にして出してくれるらしい
出先だから食べるのは
家に帰ってからからかなって思ってたから
そうして美味しいのを朝から食べれるのは
正直ありがたいなぁって
「でも、せっかくの獲れたての車エビをな
調理してくれる宿泊先も考えてたんだがな。
民宿くらいしか対応してくれそうになくてな。
だから、その成瀬さんのお節介は
俺としても、ありがたいとは思ってるんだがな」
「じゃあ、明日の朝ごはんの為に
車エビ沢山すくわないとっ!!」
「夕飯は、あっちで食べるだろう?
あそこのカフェのメニューを
自分達のテントまで運んで貰えるからな。
コロナへの対策だが、お陰で
ルームサービスの様な気分を味わえるしな」
確かあそこの透明の大きな
ドームテントはドリンクバーとカフェになって居て
パスタやピザのメインと
主菜や副菜を選んで
自分の好みのセットに出来るから
「あそこで、焚火見ながら食べてもいいしな」
「その為だけに、焚火起こすの?」
「ん?何だ、ダメなのか?」