第72章 残りの結婚休暇の使い方 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
何だかんだで 私が
そんな旦那さんを 甘やかして
それを許して受け入れちゃうから
杏寿郎がこうなってるって
部分もあるだろうからね
「その代わり…ちゃんと…ッ」
「着ければいいんだろう?」
嬉しそうな顔してる彼を見てると
まぁそこまで喜んでくれるならって
思ってしまわなくもないから
「なぁ、奥さん」
もう気怠い感じが取れたのか
杏寿郎が立ち上がって
こちらに手を差し出して来るから
その手をこっちが握ると
そのまま手を引かれて立たされる
「ん?何?杏寿郎」
「なんだかんだ言いながら、
俺のそう言うの、
全部受け入れてくれるだろ?」
「何?やだ…しないって、
言われる方が良かったの?」
「君の、そう言う所が俺は好きだし。
ありがたいと思てるし、感謝もしてるけどな。
えっちな事ばっかりって、そう
思ってるのかも知れないが。
そう、あれこれしたくなるのも、
奥さんだからだしな」
手を繋いで握られて
そのまま身体を引き寄せられると
腰に杏寿郎が腕を回して来る
「したくない事に、
無理に応じて貰う必要もないし。
こう言う事も一緒に楽しめる相手とは、
然う然うには、出会える物でもないからな」
「えっちな事…もって事?」
「夫婦でなくても、恋人同士でも
その辺りの不一致は離婚なり破局なりの
原因になるからな。そこの相性も
重要だと、俺は思うがな?違うか?」
身体相性…と言うか
そっちの考え方と言う意味もなのだろうけど
「相性抜群だと思うんだがな」
「抜群取られちゃうの?大ダメージじゃん」
「俺は炎タイプか?」
「どう見ても、
炎タイプじゃん杏寿郎はさ」
馬鹿な話をしたり
昔のゲームの話をしたり
美味しい物を一緒に食べたり
えっちな事もしたりしながら
そんな何気ない事を沢山一緒にして
夫婦になって行くのかな…とか
そんな事をふと考えていて
でも こんな何気ない時間まで
愛おしいと思えるし感じられるのは
杏寿郎が隣に居てくれるから…なんだろうなって
そんな事を 考えてしまう夜だった
残りの結婚休暇の使い方 中編
ー 終 ー
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後編は、本来の目的のえびすき漁を。