第72章 残りの結婚休暇の使い方 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「そうか、残念だな」
そうしれっと言いながら
それをそのままゴミ箱に入れようとしてたので
「ちょ、ダメッ。せめて包むとかッしてよ」
「包んでも、中身何か分かるだろ?」
みくりがそう言う問題じゃないと
言いながら 数枚ティッシュを引き抜いて
きちんと重ねると使用済みのゴムを包んで
その上から更にティッシュで包んで
ゴミ箱に捨て直すから
ゴロゴロと寝転がりながら
杏寿郎がその様子を見ていて
「そう、わざとらしく隠し過ぎるのも
どうかと、俺は思うがな」
「そうかも知れないけど、丸見えも嫌だもんッ」
「上から、ティッシュ被せとけばいいだろ?」
そう気怠そうにどうでも良さそうに
言って来るから
ここがラブホテルなら前提がそれだから
あんまり抵抗もないけど…
さっき それの処理をしてて
杏寿郎が言って居た通りに
いつも以上の量が出てたから
それが…自分の中に…出して貰ってたらとかって
その時期の私の頭と身体は
そうなりたいって本能が強くなるから
中に出されてないと身体の方が
納得をしてくれなくて
どうにも 落ち着かなくてうずうずしてしまう
「落ち着かない…か?」
排卵の辺りの奥さんは
そわそわしてるから
わざわざ計算して日を割り出す必要も
無いぐらいには分かり易いからな
「頭では、納得出来てても
こっちでは、納得は出来ないだろうしな」
そう言いながら 杏寿郎が
みくりの下腹部に手の平を添えて来て
ふるふるとみくりが
ダメだと言いたげに首を左右に振って来て
「欲しい…んじゃないのか?こっちに」
ゴムの中に吐き出すんじゃなくて
自分の中に吐き出されたかったのかと
杏寿郎が問いかけて来る…から
ゾクゾクと本能を刺激されて
背筋が震えて来る
「…んんぅ、違…ッ、そんな事言ってないッ」
杏寿郎の精液…中に
出されたかったとか…決してッ
「そうか?自分の本能に抗う奥さんも、
それはそれで可愛らしいが。
応じてやれなくて、申し訳ないな…。
奥さんが、そうなってもいいって
言ってくれるなら…、俺のこっちは
すぐにでも君のお望みに応えられるんだがなぁ」
矛盾してるのは…きっと
私も杏寿郎も自覚してる…
もうちょっとふたりだけで居たいって
思って感じてる部分と
今の芯から 湧いて来るような
彼の赤ちゃんが欲しいって気持ちは