第71章 残りの結婚休暇の使い方 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「みくり、濡れるぞ?」
「いいの、元からお風呂掃除してて
濡れてるからっ。もう濡れてるし」
「別に俺は怒ってないぞ?」
「うん、それは分かってるけど。
悪い事しちゃったなって思ったんだけど。
それも、あるんだけどね?でも、
嬉しかったなって、ありがとうも
言いたかったから…、今」
「それはいいんだが、どうしてくれるんだ?」
杏寿郎の言って居る意味がわからずに
みくりがこちらを見て
首を傾げて来て
「どうって、何が?」
「週末はしない…って話したろ?
俺を煽るだけ煽って置いて。
2日も我慢しろって言うつもりか?」
でもこの週末は控えるって言ったの
私じゃなくて杏寿郎…なのにな
「自分でそう決めておきながら、
情けない話でしかないが。
今、このまま君をこっちへ
引きずり込みたい気分だ。みくり」
背中に回されていた
杏寿郎の腕の力が抜けて解放されて
「いや、そうするのは
22日まで我慢しよう。その代わり。
今日のこれは、22日につけ払いだな?」
明後日怖すぎるんだけど…
自分でそう宣言しただけあって
そうしたいと言い出すのかと
こっちも構えていたのに
我慢すると杏寿郎が言って来て
拍子抜けしてしまった
午後からはみくりが
ヘアサロンへ行って来ると言って居たので
玄関まで見送りに行く事にした
「杏寿郎はさ、切るのは嫌でしょ?
染めるのも、臭いって嫌がるけど。
だったらさ、パーマは?」
「パーマ?どっちのだ?
昔は夏場はストレート当ててただろ?」
「うーん、それはあっちで
相談するけど、長い事当てて無いし。
水にしようかな?水パーマ」
そう言って意気揚々と出掛けて行ったが
長さを変えないって言ってたから
そんなにびっくりする様な
変化を遂げては戻っては来ないだろうが
夕飯は用意するから
ゆっくりしておいでとLINEすると
じゃあヘッドスパもして貰うと
返事が返って来たので
まぁこんな時にゆっくり過ごして
気分転換するものいいと思う
俺はもう何年もこのスタイルだが
俺が髪を短くすると言ったら?と
LINEを送ってみたら
それはそれで見てみたいと返事が来て
ちょっとそれもいいかも知れないと
一瞬心が揺らいだのに揺らいだが
ヘアサロンで杏寿郎とLINEをして居て