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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第70章 秘密の個人授業 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ高校生



次の日の補習授業は普通に受けた

時折 警戒しているのか
こちらの様子をチラチラと伺って来る

昨日の行動の今日なのだから
俺がまた何か 距離を詰める様な
行動に出るんじゃないかと

先生は警戒してるんだろうが

昨日のあれは

俺をただの男子生徒の一人から
先生に異性として
男として意識させる為だけの物なのだから

「手が止まってますが、先生。
俺の顔、に何か?」

そう杏寿郎がホワイトボードの内容を
ノートに書き写しながら
そうこちらに向かって問いかけて来て

「いや…、別に…何でも…無いぞ?煉獄」

落ちつけ…みくり

相手はまだ高校生じゃないか

それもこの学校の生徒だ

「先生のお顔を見る限り、
昨日はあまりお休みになられなかった様だ。
俺の言った事を…、意識して頂けているなら。
俺としては、光栄ですよ?先生」

「煉獄、お前…高校生…だよな?」

後 大きな罠がある事に昨日
試験問題を見直して気が付いた

あくまでも 
学期末の試験の補習授業なのだ

あの誰も赤点を取れないあのテストの

あの内容についての

補習授業しか私は彼にする事が出来ず

それでいて この補習授業の範囲からしか


問題は作れないのだ


この補習の追加試験なのだから…


問題を極端に難しくは出来ない


「ええ、その様にありますが?
それが、何か?」


「全部、わざと…じゃないのか?
そんな事をして、わざわざ一学期の
成績を下げてまで、お前に何の得がある?」

煉獄が驚いた様子で
大きな猛禽類の様な目を
更に大きく丸くさせて見開いていて

計算高いのかと思えば
高校生らしい顔を見せて来る

それからこちらの視線に気が付いたのか
ふぃっと視線をこちらから逸らせてしまって
ぽりっと自分の頬を人差し指で掻くと

「それを…、俺の口から言わせるのか。
先生は中々に、ズルい人だ。
そんな事を、わざわざ聞かずとも、
俺の考えている事なんて、お見通しでしょう?」

「だから、お前に利があるのか…と、
私はお前に聞いてるんだが?
自分の通知表に傷をつけるまでの事かと」

そう更に言葉を重ねて
彼に問い掛けると
また驚いた様な顔をされてしまった

実際にこの学校には煉獄に
思いを寄せている女生徒は沢山居るのだ

彼がその想いを告げられているのも
見かけたことが無いわけではない
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