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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第69章 なつのおはなし ※裏なし掌編 お相手:色々



たまたま任務の帰りに
大きな街に立ち寄った

ここに俺様が立ち寄った理由は
家で俺の帰りを待っている
可愛い4人の嫁に土産でも買うかと

そう思いついたからだ

4人に同じ物を買い与える必要があるし

4人が4人 同じ物が好きな訳でもねぇ


大通りを歩きながら
土産は何がいいかと
宇髄が考えていると


氷屋の店先で
氷を削って鳳凰を掘って居る姿を見かけた

色の無い地味な氷の塊に
命が吹き込まれて行く様なそんな光景で

出来上がった鳳凰も炎天下に晒されて

すぐにその形を変えて行くのが分かる

ある意味花火にも似た
一瞬の美の様な物を感じる

宇髄が自分の顎に手を当てて
うーんと唸り声を上げると

「なぁ、その氷の塊、貰うわ。
それ、俺に売ってくんね?
んで、その後ろにある、
その機械も一緒に買うわ。
それから、そっちの氷もくれ」

そう言ってその氷を彫刻していた
職人に声を掛けると
これは見世物としてしていたので
好みの物を掘ってくれるとの事で

夏らしい女が喜びそうなのと言うと

氷の塊があっという間に金魚になって

これだけのかさ張る大きな重たい物を
どうやって持って帰るのかと聞かれて
抱えて帰るから問題ないと答えて

溶けにくくする様に

新聞紙で氷の塊を包んでくれて
それを抱えてその店を後にした

音屋敷に土産を抱えて戻ると

「おーい。天元様のお戻りだぞ?
雛鶴、まきを、須磨、みくり」

荷物も多かったので
そう玄関で4人の嫁を呼ぶと

「天元様っ、お戻りになられていたのですね、
すいません、お出迎えもせずに」

そう雛鶴が出て来て
その後からまきをと須磨が出て来る

「わああっ!天元様ぁあぁっ、
聞いて下さい~、まきをさんがぶつんです」

「バッカっ、余計な事言うんじゃないよ。
それは、アンタが悪いんだからっ。
ちょっと、アンタからも言ってやんな?」

その2人の後ろからおずっと
遠慮しがちにみくりが出て来て
そのまま下がって行ってしまった

うん やっぱり俺の嫁達は
4者4様に今日も派手に可愛いな

「ホラ、お前等4人に土産だ。
ありがたく受け取れ」

そう言ってまきをと須磨に宇髄が
新聞紙に包まれた塊を渡して
それをふらつきながらも2人が受け取ると

「これっ、氷ですか?冷たいです」

「でも、これ、変な形じゃない?」

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