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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第69章 なつのおはなし ※裏なし掌編 お相手:色々



「俺がその追加試験で満点を取ったら、
俺の為に個別の夏季補習をして頂きたくて。
先生に、評価と指導をお願いしたい事が
あるんですが…?」

そう意味ありげにしか聞こえない言葉を
意味ありげな顔で言って来て

「煉獄ッ!冗談はそれ位に…」

「俺のこれを冗談にさせたいのなら、
先生は4日後の追加試験を、本気で
お作りになられるといい」

そう冗談を大凡言っている顔じゃない顔で
言われては こっちはどうしたらいいのか

いよいよ本気で分からなくなって来そうだ

そうさせたくないのなら

絶対に満点を取れない問題でも
用意して来いとまで言って来るから


こちらに向けられて居る
その真夏の太陽の様な双眸からの

視線以上に熱い物を

彼から向けられ居るのだと感じてしまっていて


「みくり先生…、
今、先生はどんな顔をご自身が
なさっているか、鏡を見て来られるといい。
そんな顔をされてしまっては、
4日後まで…俺が
大人しくして居られなそうですから。
じゃあ、また、明日。今日は
補習の時間が終わったので俺は帰ります」


そう言って杏寿郎が
特別指導室を後にして行って


ぽつんと一人 その場にみくりが残される


4日後の追加試験は
簡単な物しか用意してなかったから
これじゃダメだとは思うけど


「追加試験、作り直さないと…簡単すぎる」


だからと言って難題を並べるのか…と

だからと言って あんな簡単すぎるのを


追加試験には出来そうにない…


簡単にすればするほど
私がそうしたがってると煉獄は解釈するだろうし

難題にすればするほど
私がそれに意地を張って拒否してると
煉獄は解釈する訳でしか無くて

煉獄のそう言う部分に火を点けて煽るだけだ


「私は…一体どうしたら…?いいの?」


その頃 杏寿郎は
駅に向かって歩いていた

不死川から海に着いたとLINEが来ていて


俺は俺で夏休みをとても満喫してると


不死川にLINEを返して置いた


「4日後が今から、楽しみだな」



個別夏季補習




杏寿郎が見上げた空には

眩しい夏の太陽と
夏の雲が浮かぶ 空が広がっていた

今年の夏は…暑い夏になりそうな

そんなある夏の一日



「帰ったら、勉強するか」



宇髄はああ言っていたが
一夏で終わらせるつもりはないしな俺は
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