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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第69章 なつのおはなし ※裏なし掌編 お相手:色々



7月の終わり…

もう8月になろうとしていた

ある夏の日

俺は丁度 1月前に
告白をして受け入れて貰った

恋人であるみくりに会いに

蝶屋敷に向かっていた

出来たら蟲柱の胡蝶様が
任務で留守だったらいいなぁ~

と言うのは 告白をしてから
何度か彼女と出掛ける約束を取り付けたくて
蝶屋敷を訪れては居るけど

胡蝶様に追い返されて
門前払いされてしまったり
別の用事を言いつけられて
その日は予定を作られたり…と

とても分かり易く

悪い虫は近付けさせませんとでも
言いたげに追い払われている

けど…今日は 
この近くの神社で夏祭りがあるから

一緒に祭りに行きたいなぁって

みくりの浴衣姿が見たいって言うのが

本音だったりもするんだけど

「あ、胡蝶様、お邪魔させて貰います」

「あら?またいらしたんですか?
えっと、村田さん…でしたか?
お邪魔なら、お引き取り下さい」

そう眉のひとつも動かさないで
そうしのぶが村田に言って来て

「いえっ、あのっ、みくりさんに
お会いしたいのですがっ、今はどちらに?」

じぃーーーっとしのぶの
冷ややかで鋭い視線が
村田の方に注がれていて

「地味…ですね」

「いや、自分でも自覚してるんで…。
思って居ても、黙ってて欲しかったのですがっ」

「呼吸も薄いですし…、どうにも
パッとしませんし?みくりさんも
こんな人のどこがいいのか…、私には
さっぱりです。みくりさんなら
中庭ですよ?村田さん」

そうしのぶが頭の先から足の先まで
値踏みする様に村田を見て
その綺麗な顔を歪ませていたから

俺の告白をみくりが
受け入れたのが気にいらない…んですよねぇ

いや もうそう顔に書いてある
ストレートに心を抉って来る

しのぶがみくりは中庭に居ると言っていたので
しのぶと別れたその足で村田は
みくりのいると言う中庭に向かった

中庭にみくりの後姿を見つけて
村田が声を掛けようとして

そのまま それを渋ってしまった

みくりの前には
3人の鬼殺隊士が居て

『俺達の、誰を選んでくれてもいいから』

『みくりちゃんの、気持ちを聞かせて欲しい』

『お付き合いして頂けませんか?俺と』

みくりに向けて
自分の手を差し出して居て

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