第68章 7月のある週末の話 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
中の壁を指でなぞって行けば
柔らかい肉の壁が指を包み込む
自分の指に絡みつくみくりの
内壁の温かさと柔らかさを
自分自身で感じる事への期待を
その絡む内部が高めてくれるのは確かで
「ふっ、あっ、んぁあんっ
杏寿郎っ、んんっ、それっ…いいっ」
指で中を引っ掻き回される感覚とも
出し入れして弄られる感覚とも
ましてやお腹の方の壁を弄られる
その感覚とも違う
弄られてる場所は
自分の中で弄ってるのは彼の指だが
ヌルっともう1本中に指を足して来られて
1本の時とも違う腹から胸が詰まる様な
そんな圧迫感の様な物がぐっと
たった指を1本増やしただけで
大きく変わるのを感じる
その息苦しさにも似た圧迫感と
内部を隅々までピットリと埋めていく
満たして行く充足感の様な物を感じる
その息苦しさを補うかのようにして
彼が指で中を探る度に
自分の口から漏れる喘ぎ声が大きくなる
より新鮮な空気が酸素が欲しいと
求めてしまって吸う事がままならずに
大きな喘ぎに変わるのだ
「はぁあぁ、んんっ、ああぁんっ」
「苦しい…ばっかり、と言う
訳でも無いんだろう?その顔は」
息苦しさと快感の両方を感じて居るのが
今の状態の正解なのだろうが
クイッと杏寿郎が指を軽く折り曲げて
腹側の壁のザラザラとした部分を
指の腹でスリスリと擦り上げて来るから
「君はここでも、感じなくも
イケない訳でもないが…、ここじゃ
物足りない…と顔も声も言ってるしな」
ここを執拗に責め立てられれば
確かに感じるし何度もイケるけど
杏寿郎の言葉の通りに
そこで感じる快感も絶頂も
それに勝る快感と絶頂に比べたら
浅くて物足りない物でしかなくて
そこで何度かそうなっても
そっちに期待が募るばかりで
イカされながら焦らされる様な
そんな感覚を憶えてしまうから
「んはぁぁ、んんっ、ああぁん
ふあぁ、はぁあ、ああんんっ」
ギュウギュウっと中が
杏寿郎の指を締めて来るが
奥を弄ってる時の締まり具合とも
乱れ具合とも今の状態は
そうしてる側からしても 何とも味気ない
ズヌッ…っと指を奥に杏寿郎が押し込んで来て
トン…と指の先がみくりの
子宮口に当たって触れる
内部の柔らかい肉の壁とは
明らかにソコだけが触り心地の違う場所
ツルツルとしてコリコリとした
触り心地のするその部分を