第16章 夢　現　お相手：冨岡義勇

「……みくり」
「……ん？義勇…どうかしたの？」


「その、怒ってる…か？」
怒っているとは　一体
何の事なのだろうか？

「寝ているのを、………俺が」

寝ていて無防備にしている所に
そうしてしまったのを
悪い事をしたのかと心配している様だった

「怒って欲しいとか？」
「いや、そうでは……ないが」

そんな捨てられた子犬みたいな
目をして
申し訳なさそうにされてしまうと

こっちだって
怒る気も　湧いても来ない


「怒ってない……よ。
義勇。でもその代わり……」
「その代わり？何だ？…言ってみろ」


ふふふふとみくりが笑って


「今度はこっちが、
襲っちゃうかもね？寝込み」

と言うと
ふっと義勇が笑って

「それは……、期待してもいいのか？」

と嬉しそうに返して来たから
そんな彼を見ていると


夢か　現か

寝ても起きても


夢か　現か

夢の中でも
起きている時も


彼が好きなんだから


それも　仕方ないと
そんな事を考えていた


起きてる時も
夢みたいに甘くて



夢…　現……



























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きっと義勇さんに新しい体位とか
そんな情報を教えるのは、宇随さん
だったりすると、いいなぁと。







私通になりますが、
こちらのお話は、いつもコミュニティにて
お世話になって居る、書き手様へ。
日頃の？感謝を込めて……。