第65章 2人の小さな七夕を お相手:煉獄杏寿郎 現パロ Rー15
気持ちいいって何度も言って
好き好きって バカみたいに
言ってしまって
頭がぐちゃぐちゃになるまで
何度も何度もイって
杏寿郎が好きって気持ちで
いっぱいいっぱいにされちゃうのかな?
空の織姫と彦星が
2人だけの時間を
誰にも邪魔をされたくなくて
空を雲で覆って隠して居るのなら
スッと突然 杏寿郎のキスから
解放されてしまって
覆いかぶさっていた杏寿郎が
身体を起こしたから
どうしたんだろうかと思って居ると
明け晒しになっていた
全開のベランダへ続く窓を閉めて
カチャと鍵を落としてしまって
ジャッとカーテンを閉めてしまって
「これでいいだろう?奥さん」
いや 締めて欲しいとは
こっちが言ったんだけど
「もう、安心して思い切り
好きなだけ、声を出してくれていいぞ?
せっかくの君のいい声を、我慢させて。
押し殺させるのは勿体ないからな。
君のいい声を、聴いていいのも
出させていいのも、俺だけだろう?」
それは 旦那さんである
杏寿郎だけの特権なのかと
確認して来るから
「んっ、杏寿郎だけ…だよ?
私に、そうしていいのは…っ、
んぁ、あぁん、はぁ、んぅ、…んッ」
「みくり、…もっと君を
俺の手で、乱れさせたい…、いいか?」
杏寿郎のその問に
みくりは首を縦に振った
ーーー
ーー
ー
ー
ー
7月7日の夜は
私は旦那さんとこんな風に過ごしたんだけど
2人の小さな七夕を
来年の七夕は 2人なのかな?
それとも 3人なのかな?
そんな事を ふと考えてしまう様な
そんな七夕だった
数年後の七夕の夜にも
子供とその時は一緒に
スボ手牡丹の線香花火が
できますように
そんな願い事を 来年の短冊には
書こうと思った
そんな 七夕の夜だった
2人の小さな七夕を
今年の七夕が2人だけの
最後の七夕なのかなとかって
そう思ったら… もっと
このまま 終わりにしたくなくなって
自分から彼にもう一度と強請ってしまっていた
そんな 七夕の夜
んで 次の日が仕事だったから
起きた時の 気怠さが凄くて
朝に後悔した そんな七夕でもあった
2人の小さな七夕を
ー 終 ー