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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第64章 例えばこんな結婚式を 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ


いつの間にかグラスが空いていたので
ホールスタッフがお代わりはどうかと
尋ねて来て

「そうだな、ハウスワインの中で
俺はこれより、重めのを。こちらの
彼女には、飲みやすい酸味の少ない物を」

「はい、畏まりました」

どうかって聞いて来なかったのにな

「酸っぱいって顔してたからな」

こっちの思考が筒抜けているのか
杏寿郎がそうぽそっと漏らして
こちらに視線を向けて来ると

「ねぇ、杏寿郎。
ハウスワインで良かったの?」

「ハウスワインと言っても、
一重に大衆ワインとは限らないからな。
ハウスワインを飲めば、店の
拘りも見えるしな、客単価の高い店は
ハウスワインと言っても、安価ではないぞ?」

それはさっき ちらっと
ドリンクのメニューみたから知ってるし
割とグラスワインもいいお値段だったし

「俺と、君の
ワインの味の好みが違うから
ボトルワインにするより、
グラスワインの方がいいだろう?」

「杏寿郎の好みの味は渋いやつでしょ?」

話していると新しいワインが提供されて
さっきまでのワインよりも
ふわっと軽い香りがグラスから立つから
さっきのよりもこっちの方が好みの味そうだ

ワインを飲んでいると

大胆に半分にカットされた
伊勢海老頭が添えてある
伊勢海老のグリルの
ウニソース掛けが提供されて

カットされた鮑と
ホタテもその横に見えている

「んん~。伊勢海老、美味しい」

「だが、どうにもあの、
あそこで食べた、成瀬さんの
伊勢海老の方が美味かったな」

むっとみくりが顔を顰めると

「今は伊勢海老は禁漁だから、
冷凍なんだもん、仕方ないよ。
そんなの活の伊勢海老と比べたら
伊勢海老に失礼だよ。
まぁ、鮑もホタテも7月のがいいけど」

くすくすと目の前のシェフが笑うと

「確かに、お客様の仰る通りですよ。
ホタテは産卵後の、
7月が二回目の旬になりますからね。
その代わり、三陸産のムラサキウニは
今が旬ですよ?ですが、旬の
地元の野菜は用意してありますので」

そう言いながら 目の前の
鉄板では厚切りの玉ねぎが焼けていて

万願寺とミニトマトも焼けている

「あの、お聞きするのですが
そのミニトマトの産地はもしかして。
中条市だったりとか、しますか?」

「ああ、良くご存じで。あの辺りは
県内でも有名なミニトマトの産地ですから」



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