第64章 例えばこんな結婚式を 後編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ
「杏寿郎、土日に仕事があるって…」
「ああ、そうだ。
もうすぐ、ホテル側の
担当者が来る事になってるからな」
それからしばらくして
ホテル側の担当者が打ち合わせに合流して
週末の仕事と言うのについての
流れの説明を受ける
このフォトスタジオとホテル
それもテラススイートのじゃなくて
オリエンタルハーバーパークホテルの
ブライダル広報の担当者の人で
アクアトピアがテラススイートと
共同のプランを打ち出している様にして
このスタジオとオリエンタルハーバーが
共同のプランでそれぞれに
主体となる形のオンライン結婚式を
予定していると言う説明を受けた
それも驚いたのが
ホテルがブライダルフェアをしてるのは
良くあるから分かるけど
こちらのスタジオでも
オンライン結婚式の導入にあたり
模擬挙式のオンライン結婚式を
見学する会を開催するらしい
今はその打ちあわせなのである
当日の司会進行は
ホテル側のブライダルスタッフがするし
週末のスタジオ側のブライダルフェアと
ホテル側のブライダルフェアで
それぞれを会場とした模擬オンライン挙式の
モデルをすると言う事だった
ホテル側とスタジオ側のHPでの
使用する画像と動画の撮影は
こちらのカメラマンが撮影しながらの
模擬オンライン挙式になる様で
チャペルには人が居ない状態で
フェアの見学者と直接出会わずに
その様子を中継される様な感じらしい
ホテル側では新郎側と
新婦側の来客を分けて
会場が蜜なるのを避けながら
遠方の親戚も参加できる形らしい
それぞれの担当者と顔合わせをして
土曜日と日曜日のそれぞれの
動きと流れのすり合わせをして
打ち合わせは終わったのだが
スタジオを後にして
ガス灯の並ぶプロムナードを歩く
仕事があるとは聞いていたし
大掛かりなプロジェクトだったし
それにホテルを変える理由が
何となくにみくりには理解出来て
後はオリエンタルハーバーだけじゃなくて
オークラにも泊まるって言ってたから
「ねぇ、杏寿郎。
もしかしてと思って聞くんだけどさ。
ホテルオークラとも仕事するって事?」
「言ったろ?来月は、
船上ウエディングだって。いいだろう?
クルーズ船で結婚式をして、
オークラに泊まるんだから」
「何それっ、いいに決まってるじゃん」
「だろ?」