第62章 例えばこんな結婚式を 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「んんぁ、杏寿郎ぅ、はぁん
ああ、ァ、んんっ、はぁ、ん…っ」
彼が私を揺すぶる
そのリズムに合わせて
みくりの口から嬌声が漏れる
ズンッズンっと奥を下から
しゃくるようにして突き上げられて
大きく背中を反らせて
その快感を全身で受け止める
「んぁああんっ、あぁ、
んぅ、は、ん、あはぁあああんっ」
ギュウッとみくりが
縋り付く様にして身を寄せて来て
そのまま杏寿郎の肩に腕を回して
お互いに引き合う様にして
唇を寄せあう
そうしてキスを貪りながらも
彼が腰を更に奥へと
欲張りながらも押し込んで来るから
彼の口の中に声にならない
絶頂の喘ぎを押し込んでしまって居て
「はぁ、はぁ、…んぅ、
杏寿郎…ぅ、冷蔵…こ、動いて…ッ」
「気のせいだろう?みくり。
流石に俺も、冷蔵庫が動く程…には、
激しくしてる…、ハァ、つもりはないが?」
そのまま そこで
求めるままにお互いを
貪り合ってしまって
終わってから気が付いたのだが
床に敷いたスカートの上で
へたり込んでいると
杏寿郎が水が入ったグラスを
こちらに向けて差し出して来て
「ありがとう」
そう言ってそのグラスを受け取ると
ゴクッと喉を鳴らして
グラスの中の水を身体に流し込む
「あのさぁ、杏寿郎…」
「何だ?みくり」
「冷蔵庫…、気のせいじゃなかったら
ちょっと、奥に移動してない?」
「いや、気のせいだと思うぞ?
元から、冷蔵庫はあの位置だろう?」
声上ずってるし 動いてるんじゃないかって
杏寿郎も自覚してるんじゃ…ないの?
みくりがじっとこちらに
疑いの目を向けているのが見えて
「あのなぁ、みくり。
流石に、俺も、100キロ
近くある冷蔵庫がさっきのあれで、
移動したとは思わないからな?
それより、明日仕事だろう?
ここでへたり込んでないで
風呂に入るだろう?」
確かにウチの冷蔵庫は
2人には十分過ぎる位の大きさで
ここに引っ越した時に
元から自分達が持っていたのでは
小さいとなって買い替えた物で
みくりがフレンチドアが絶対いいと
展示品でちょっと傷があったから
現品限りの価格を更に割り引いて貰って
このサイズの冷蔵庫にしては
かなり安く買った冷蔵庫だが
大の男 3人で設置した物だったから
気のせいだと…思いたい俺も