第61章 呼びたい男と呼ばない女 お相手:宇髄天元 現パロ
みくりは 呼べば来る
でも 呼んで欲しいとかは
全然言って来ねぇし?
そして 呼ばなければ来ない
ここには何度も来てるんだ
場所は知ってんのにな
呼ばれたいのかすらも
曖昧なままに
呼べば こんな事ばかりしてっけど
「…ぅ、…うぅ…んッ、
…ーーーーないでッ…ふ、ぁ」
イカせないで…の 方ね
はいはい 了解 了解ッ
じゃあ このままじっくりと
焦らして焦らして そうしてって言うまで
ジリジリとして楽しんどくか
まぁ どっち選んでくれちゃっても
俺は 楽しいからいいけども
「いいの?イケなくても…」
前の穴と後ろの穴に振動を送っていた
指の位置をその間の会陰の部分に
宇髄が移動させて来て
ショーツの上からその部分を
あくまでもそっとくすぐって来る
ギュウウっと前が締まって
さっきまで刺激されて居たのに
会陰にしか刺激を与えれらずに
会陰に指を添えて
トントンと軽く軽くに振動を与えられて
「ふぁ…っ、んんっ」
物足りない そこじゃないと言う
もどかしさばかりが募る
自分が選んだから そこじゃない
けど ゆるゆると気持ちいい刺激を
達してしまわない程度にしか貰えない
何度も何度も何度も イって
体力を消費しまくるよりもって
こっちを選んだのは自分だが
胸の先を弄って居た手が
そこから離れて
グイっと顎を掴む様に添えられて
薬指が下唇に添えられて
こじ開ける様に圧を掛けて来る
「指…、しゃぶって?」
そう耳元で 宇髄の声が聞こえて
その色気を含んだその声と
耳に掛かる吐息が どうにも
いやらしいと感じてしまう
「ほら、できねぇの?」
あくまで 口調は命令形なのに
その声は蕩ける様に甘く優しいのだ
甘い 甘い 支配が…私を満たしてく
きっともう
逃れられないんじゃないかって
会うのをやめようと
最後にしようと
無視しようと 何度も思った
でも 結局
こうして 誘われるままに
彼に可愛がられて
彼の部屋のベットの上に
気が付いたら いつも
来てしまって居て
彼に抱かれてしまって居る
恐る恐るにみくりが口を開くと
彼の長い指が二本口の中に
差し入れられて来て
その二本の指の指先が
私の歯列をなぞりつつ
上顎と下顎を開かせて来る
「んぅ、ふ、んぐ」