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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第59章 2人のハネムーンは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ


口の端から 漏れた

空気が 水面へと 

静かに 昇って行くのが見えて

やがて それは水面に達すると

泡と なって 消えて行く


何も 無かったかの様に

揺れていた水面に静寂が戻る


グイっと身体を引き寄せられて
そのまま唇を重ね合う
お互いの呼気を奪い合う様な


不自由で居て

吐く息まで求められる様な

そんな 口付けに


眩暈を憶えそうになる


泳いで居るのか

沈んでいるのか

浮かんでいるのか


溺れているのか…?


分からなくなりそうな


そんな キスを何度も求めあう


分かる事なら あった

私が 彼の事が 好きだと言う事と


この青の世界には


自然と零れ落ちる涙が

私の目から…

零れるまでもなくに 

溶けて 混じって 消えてしまうから





この小さな 青い世界で

貴方と飽きる程の口付けを交わして


息をするのも忘れて

溺れて行く みたいに



「杏寿郎…、好きッ」

ちゅ…う…っと音を立てて
お互いの唇を重ねる

「ああ、俺も…だ。みくり」


口付けの合間に

名前を呼んで

口付けの合間に

愛を囁いて



この小さな 青い世界に


ふたりで一緒に溺れて行くみたい





































2人のハネムーンは…  前編

                ー 終 ー









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章のページ数が多くなってしまったので、
ここで一旦、区切ります。
そして、またしても、大学時代の
因果が、大正の因果に続いて出てしまいました。

後半に続きます。
もう、5月終わりだけど
大丈夫かな?終わるかな??無理かな?
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