第59章 2人のハネムーンは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
「ふぁ、んあぁ、んっ
はぁ、ん゛んっ、ぁああぁぁんッ」
大きく自分の背中を反らせて
弓なりにしならせながら
みくりが絶頂に達して
その快感の大きさを彼に伝える様にして
グイっと掴んでいた髪の毛を
無意識に引っ張ってしまっていて
その痛みと自分の指を締め上げられる
その感覚で 杏寿郎もみくりの
絶頂を 耳と感覚から感じ取った
ズル…っと みくりの中に
沈めていた指を抜き去ると
ブルっとみくりが
その感覚に反応して身体を震わせる
「腕…、肩に回して掴まれるか?」
「っ…、て、その、こ、こ、で?」
杏寿郎の言葉でみくりが
杏寿郎がどうしようとしているのかを
悟ったので そう声を掛けて来る
「前に一度、風呂でしたっきりだろう?」
「でも…、プールの中でしたら…っ
水が…、入っちゃう…んじゃ…」
「そうなるかどうか、試してみるか?」
そうは聞いて来るけど
そう聞いて来るって事は
ここで 挿れたいって事だし
アパートのお風呂でも
中ではした事…ないけど
濡れた 杏寿郎の身体に
数枚 浮かんでいたバラの花びらが
濡れて ひっついていて
みくりが杏寿郎の
身体に引っ付いていた
その数枚のバラの花びらを取ると
ポイっと プールサイドに捨てる
興味無いと言ったけど
知っても 嫉妬するだけって
自分でもわかり切ってるから
「みくり?どうかしたか?」
私の様子がおかしいと気がついたのか
杏寿郎が頬に触れて来て
そんな風に こんな目を視線を
誰かに向けていたんだろうなとか
こんな風に 心配して
優しく問いかけたんだろうなとか
そんな あるのか無いのかも
知れない事に 嫉妬している自分が居る
過去でしか 無いのに
「ねぇ、杏寿郎はあるの?」
「流石に、普通のレジャープールじゃ
そこまでの事は出来ないだろう?
そりゃあ。水着なんだから…。
変に意識はしてしまうかも知れないが」
「じゃあ、した事無いの?
プールの中で…は」
さっきまでのみくりとは
まるで別人の様な
そんな妖艶な空気を彼女が纏っていて
「ない…には、無いが…」
「そっか」
杏寿郎は 自分の目の前の
光景に驚きつつも目が逸らせなくて
蠱惑的な 笑みをみくりが
こちらに向けて来ると