第59章 2人のハネムーンは… 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
ヴィラに戻るかとそう
杏寿郎が問いかけて来て
その問い掛けに みくりが頷いた
着替えをしなくていいと
杏寿郎が言って来て
ラッシュガードのままで
預けていた荷物だけ持って
ヴィラへと戻った
「どうかしたか?みくり」
「ううん、ウエットスーツも
似合ってたけど、サーフパンツに
ラッシュガードでも、杏寿郎は
男前だなぁって見てただけ」
「遊ぶだろう?折角水着だしな」
中庭を見て
違和感を感じた
プールに何か浮いてる
赤いやつ…
あれ もしかして…
「杏寿郎っ!
プールにバラ浮いてるんだけど?」
「あんまり、プールに入れる人は
居ないらしいがな。風呂に入れるなら
プールでも良いだろう?
今日は折角下に、水着着てるんだ…
まだ、時間もあるし、
折角、ちょっと泳げるくらいの
サイズのプールがあるんだからな」
「昨日は、プールで遊ぶ時間なかったもんね。
あるのに、入らないのも勿体ないね」
そう言ってそのまま入ろうとしていたのを
杏寿郎が止めて来て
身体を引き上げられて
プールのヘリに座らされてしまう
「ダメだろう?みくり。
ここは、俺と君しか居ないんだから
ラッシュガードも、サーフパンツも
要らないだろう?」
「って、事は…ビキニだけ?」
「ん?全裸でも良いがな?」
バシャと温水を蹴り上げて
杏寿郎に掛ける
「だからっ、全裸で入ったら
プールじゃなくて、
只のお風呂になっちゃうじゃんか!」
「脱ぐの手伝うぞ?」
「いいよ。ラッシュガード位
自分でも脱げるし、下もね」
そう言って その場で
ビキニの上に着ていた
ラッシュガードとサーフパンツと
レギンスを脱ぎ捨てる様にして脱ぐと
芝生の上にそれを置くと
ビキニだけの姿になる
プールの大きさは
それほどまでに大きく無いが
深い部分は2メートル
近くある部分がある様で
「なぁ、君は潜水出来るか?」
「ある程度なら、出来るけど?」
それがどうかしたのと
言いたげに返事を返すと
「プライベートプールだからな、
してみたい事があるんだが…」
杏寿郎がこちらに手を伸ばして来て
ギュッと片手を繋がれて
そのまま水の中に引き込んで来るから
すううっと空気を吸い込んで
沈む 杏寿郎の動きに合わせて
2人で 青い世界に沈んで行く