• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第14章 朝から こんな お相手:煉獄杏寿郎


その日 みくりは
遠方での任務に赴いている
恋人の煉獄杏寿郎の代行として
担当している地域の巡回に出ていた

もうかれこれ
7日 一週間が経過していた

遠方での任務だったから
移動に数日時間が掛かっているのだが

柱ではないが
一応 私も甲の隊士ではあるのだけども

柱の仕事を任されるのは
ちょっと気が引けてしまう
炎屋敷で同棲していて
鍛錬とかも共にしているのだが

あれだけの量の鍛錬をして
この巡回をして
柱の仕事と言うのは多忙を極めていた


一緒に暮らさないかと言われたのも
普通にお互いが仕事をしていたら
休みらしい休みが合うとも限らないし
すれ違う事が多かったからだ

同棲してるからと言っても
それは同じなのだけども
こうして今は
杏寿郎さんが家を留守にしてるが

その前は私が4日ほど
家を空けていたのだから
その4日の仕事を終えて
やっと帰れると思ってたのも束の間で
今度は杏寿郎さんがお仕事だしっ

それらしい事を
慌ただしく出て行ってしまって
するような暇もなかったしなぁ

巡回を終えて
みくりが炎屋敷へ戻ると
私が炎屋敷を出て程なくして
杏寿郎さんが戻って来たと
屋敷の使用人から聞いた


そのままその足で
杏寿郎の使っている私室へ向かって
スッと襖を開くと


「杏寿郎さんっ、お帰りなさっ……あ」


余程お疲れだったようで
穏やかな寝息を立てて
もう杏寿郎さんはお休みになっていた
目立つような外傷もなかったから

ひとまずは
ほっと胸を撫でおろした

もしかすると急いで帰って来るのに
疲れてしまわれたのかも知れないけど
そんな事を想像すると
その寝顔が何とも愛おしく見えて来て

「お帰りなさい、杏寿郎さん」

と眠っている杏寿郎を起こさないようにして
みくりがその頬にお帰りなさいの口付けをした

杏寿郎さんの寝顔…
まだ 20歳なんだもんな
こうしてるとあどけない顔をしている

整っていて 凛々しくもあるし
まつ毛…結構長いんだなぁ

こんな時間から普段はお休みになったり
されないから

こんな風にゆっくりと寝顔を
眺められるのは貴重だ
/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp