第57章 今年の彼の誕生日は…中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
絶頂を迎えて
その山を越えて 下る
その時間すらも与えて貰えず
再び 絶頂に向けて
山を登って行く様な
そんな 感覚を憶える
「あぁ、はぁ、はぁ、
んっ、あ、あん、はぁん」
乱れた吐息を混ぜながら 喘ぐ
当然に 山を下り切る前から
次の絶頂へ上ってるのだから
降りかけていた途中から上るのだ
達したばかりの身体は
さっきまでよりも 数倍に早くに
絶頂まで昇り切ってしまうのだから
「あぁ、ぁ、んんっ、
はぁあぁああん、あぁ、んッ」
一度 そうなってしまったら
ズンッズンッと自分の中を
彼のモノが行き来して
中を掻き回す度に また 何度でも
与えられるだけの快楽に
喘ぐしか出来なくて
「はぁあん、ぁあ、んっ、はぁ
あぁああぁ、んっ、杏寿郎っ…また
イッ…ちゃいそ…う、ンぁああんッ」
再び絶頂を迎えそうだと
彼に告げると
「俺を…、もっと、感じて欲しいと
俺は、君に言わなかったか?みくり」
ズチュンっと腰を打ち付けられて
ギュウウっと中が彼のを締め付ける
「あっ、でも、訳が…んぁあん、
わからなくなっちゃ、うん、ぁあんッ
気持ちいい…の、気持ちいい…ん、
そればっかりっ、杏寿郎…の事も。
ぁあっ、わかんなくなっ…ちゃ、うんぁあん」
「それでいいだろう?俺で、
分からなくなってる程、感じてるんなら。
俺は、…それでいいがな、もっと…
君に感じて欲しいし、俺も君をもっと
感じたい…もっと、な」
繋がってそうしてるだけじゃ
足りないとでも言いたげに
杏寿郎がそう言って来て
「んんっ、ふぁ、あんっ、
ねぇ、一杯にして?
私の…、ここの中…も、杏寿郎ので
一杯にして?…欲しいの、ダメ?」
スリスリと強請る様にして
みくりが自分の両手で
自分の下腹部を撫でて見せて来て
杏寿郎の目を見上げて訴えかけて来る
みくりが下腹部を押さえている
その手の上から杏寿郎が
自分の手を重ねて来て ギュッと押される
「この中も…、俺で満たしたいと?」
満たして貰っても
今はそうなる時期じゃないけど
「うん、杏寿郎の…って印、に」
スルッと杏寿郎の首に自分の腕を回して
杏寿郎の耳に口を寄せると
耳元で囁く
「ねぇ、出して?」
「みくり…?」
思わず ゴクリと固唾を飲んでしまって
問い返してしまった