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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第52章 春と言えば…? 中編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ


その様子を杏寿郎が
眺めていて

「みくり。君のオリジナルの
フレッシュレモンビールか?
ポッカレモンも美味しいけど、
フレッシュレモンは別格だと。
君が、言ってる事だろう?」

梅酒割りも美味しかったけど
レモンビールはもっと美味しかった

「うんっ、やっぱり、
フレッシュレモンが一番かも?
あ、杏寿郎。締めが残ってるよ?」

そう言って ガスのコンロで焼いていて
いつの間にか蒸らしていた
竹の筒をこちらに持って来て

筒に入れられている 切り込みで
蓋になって居る部分を 開くと

その中には ホカホカのご飯が炊けており

「竹で炊いた、筍ご飯か。
ある意味、親子ご飯だな」

「この、竹の飯ごうは
辰巳くんが作ったんだよ?
あのヤマメの串もだし、
はい、これ竹で出来たお箸ね」

具材は 筍に山フキだけの
シンプルな炊き込みご飯だが
ご飯に竹の香りが移っていて

「美味そうだな。食べるか!」

「あ、ちょっと、待って
最後の仕上げするから。
辰巳くんが、これも、一緒に
入れてくれてたから」

そう言って筒の中の
炊き込みご飯の上に山椒の葉を添えると

その筒の中の炊き込みご飯が
一気に更に食欲を掻き立てて来て

高級な料亭でも
食べられていて居そうな

そんな 豪華な
炊き込みご飯に見えてしまう

当然の如く 
筍の炊き込みご飯は美味かった


昼食を済ませると
食器とスキレットを台所に運んで
みくりが皿を洗いながら

「確か、食事が済んだら
連絡をするんだったな、
みくり、連絡してもいいのか?」

ウッドデッキの テーブルセットには
備え付けの電フロントへの直通電話が
設置されているから
杏寿郎がフロントに連絡をするのかと
そう訊ねて来て

「ううん、まだ時間あるし。
コンロは片付けてくれるから、
そのままでいいよ、炭も全部ね。
あっちが片付けてくれるらしいから」

そう 杏寿郎に
みくりが言って来て

自分が洗い物をしてる間に
つくしの下拵えをして欲しいと
みくりが言って来て

ウッドデッキの中央に
みくりが貰った
新聞紙を広げると

その新聞紙の上に
スーパーの売袋に一杯の
つくしの山を作ると

「私もするから、杏寿郎。
つくしの下準備、一緒にしようよ」



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