第51章 春と言えば…? 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
そのまま 中を彼の指で
かき混ぜられて
そこがグチュグチュと音を立てながら
トロトロに蕩けて
溶けて行くかの様な
そんな錯覚を感じている
私の脳も 同じ様にドロッドロに
快感に溶けて 溶かされて行ってしまう
「みくり、好きだ。
俺も、君が大好きだ。みくり。
いいか……?このまま…しても?」
やっぱり 杏寿郎はズルいと思う
いいに決まってるのに
そんなお伺いをこっちに立てて来るんだから
「君のこっちは、そうして欲しいって
俺に言ってくれてるがな?」
こっちはそうして欲しいって言ってる?
みくりの中を弄りながら
そう嬉しそうに杏寿郎が言って来て
「随分と、
下の方まで……降りて来てるが?」
そう言って杏寿郎がツンと指の先で
下がって来ているみくりの
子宮口の部分に指を添えて来て
そのまま指先でトントンと刺激して来る
中でも 一番桁違いに感じる
その部分を刺激されてしまって
鋭い快感が一気に押し寄せて来る
ギュウギュウと気持ちいいって
杏寿郎に伝える様にして中が締まるから
「はぁ、あっ、んんっ、やぁ、
あっ、んっ、あぁあああぁんッ」
絶頂に達したと同時に中から
ズルッと指を引き抜かれてしまって
「挿れても…いいか?」
そう杏寿郎が尋ねて来るが
まだこっちは返事を返してないのに
それに その……そのまま……する…んだ
「俺は…、直接……
このままで、君を感じたいが。
付けて……欲しかったか?」
そう言いつつも ヌリヌリと
入口に亀頭の部分の押し付けながら
擦り付けて来て クチクチュ……と
粘膜同士が擦れる度に水音が溢れる
擦られるだけじゃなくて
軽く 入口にそのまま押し込んで来て
浮かせてを繰り返して来るし
そのまま つけないで する時の
あの感覚を私の身体にも
頭にも想像させて来るから
「……で、どうしたい…か。
君の心は、決まったのか?みくり」
そのまま…でするのか
それともゴム付けてするのか
私が選んで決めていいと
その決定権を与えられている様に
見せかけているが
私がそれを選べないのを良い事に
その部分を擦りつけられて
ジリジリと焦らされて行く
欲しい…のに
杏寿郎と……繋がりたい…のに
「でないと、このままだが?いいのか?」
「……――て…」