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ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第48章 3度目のホワイトデーは 前編 お相手:煉獄杏寿郎 現パロ




「ああ。そうだ、みくり。
今週末は、泊りで出かけるつもりで
思っているんだが。どうだろうか?」

そう杏寿郎が言って来たのが
10日の日の夕食の時の事

「え?今週末…って、12日の事?」

「ああ。もう、予約して置いた」

「予約?どこを?」

「行けば分かる、都合が悪かったか?」

「いや、別に…何もないけどさ」


木曜日にそんな会話をして
金曜日は一緒に定時に上がれたから
帰りに買い物も済ませようと

住んでいるアパートから近い
行きつけのスーパーに一緒に行った

鮮魚コーナーで魚を見ていると
抱卵してるカレイが売っていたから
煮つけにでもしようかと思案していると

さっきまで隣に居た杏寿郎が
知らない内にどこかへふらっと行っていて

また 杏寿郎 カゴに何か
勝手に入れるつもりだなと思って

周囲を見渡すと

どうせ ミスジのローストビーフで
赤ワイン飲みたいとかそんな事だろうと
精肉コーナーの方を見ても
あの目立つ人の姿はなくて

あれ?杏寿郎 どこ行ったんだろ?

その辺に居ないから
缶詰のコーナーとかかな?
缶つま買いたいとかそんなのかな?

缶つま買うんだったら家の冷凍庫に
ローソンの生ハムのユッケ風のやつ
あるからウズラの卵だけ買えばいいのに

残ったウズラの卵は茹でて
丁度殻のついたホタテの小さいの
さっきあったから買うし 
一緒にアヒージョにしてあげるよって

言いたいんだけど…杏寿郎どこかな?

そんな事を考えていたら
杏寿郎が戻って来て

「杏寿郎、それ…、何持ってるの?」

「ああ。これか?みかんだが?」

杏寿郎が手にして居るのは
みかんだと本人は言ってるが
正確に言うとみかんじゃない

「それ、デコポンでしょ?杏寿郎
みかんじゃないじゃん。それ」

「いや、デコポンじゃないだろう?
不知火と言う、みかんじゃないのか?」

「いや、だから、
それはみかんじゃなくてね?
デコポンって言う、不知火なの。
でも、デコポンじゃなくていいの?
不知火より、そっちの方が美味しいよ?」

「デコポンはこれの隣にあったが、
違うのか?俺には同じに見えるが
品種が違うのか?」

自分の手の中にある不知火を
杏寿郎が見つめてみくりに尋ねて来る

「ああ、えっと、分かりやすく言うと
同じだよ?ハマチとブリみたいな感じかな?」
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