• テキストサイズ

ひみつのひめごと【鬼滅の刃/R18】

第46章 ひめごと 1周年ありがとう記念 ※裏なし お相手:色々



さながら 俺の眠り姫…って所か

お姫様抱っこで村田が
みくりを抱えて
ベットルームへと運ぶと 

ベットの上にその身体を横にさせて
きちんと布団を掛けてやる

「待っててくれたのに、ごめんな、
みくり」

そう言って謝りながら
よしよしと村田の手が
みくりの頭を撫でて

「今日の埋め合わせは、明日
ちゃんとするからっ、御免ッ」

「…う、…ん、むにゃ、いい…よぉ」

半分寝たままでそう返事を
みくりが返して来て

思ず 口元が緩んでしまった


「いつも、ありがとう。みくり」


出会ってから今日まで

沢山 楽しい事あったし


悲しい事とか 嫌な事も

何にも無かったわけじゃないけど


「俺みたいな地味なやつ、
好きになってくれてさ」


みくりがくれた

沢山の好きは

俺の中で 宝物になっていて


自分に自信がずっと無かった

俺の

コンプレックスを 溶かしてくれた


「俺の彼女になってくれてさ、
本当にありがとう、みくり」


一年分のありがとうを言葉にして

眠るみくりにキスをすると



ぱちっ とその大きな瞳が開いて


目が合ってしまった


「あっ、御免ッ、起こしちゃった?」

「起きるよ、あんなのッ」


「もしかしてさ、全部…」

「聞いてたり…とか」


あちゃーと村田が自分の
額に手を当てて大きなため息をついた


「ねぇ、村田さん」

「みくり?」


「私からも、言ってもいい?
私も、村田さんが私の事
好きになってくれて良かったし、
彼氏になってくれて、嬉しかった。
それに、今までもだけど…これからも」

「それ以上はダメっ、俺が
先に言う奴だからね?言っちゃダメ」

続きの言葉を言おうとしたのを
村田に止められてしまって


「これからも、
俺の彼女で居てくれる?」

「うん、居る。
だから、村田さんも
私の村田さんで居てくれる?」

「いや、俺をどうこうって…
その心配はしなくていいと思うけど。
勿論、ありがたくそうさせて貰いますよ」


こんな俺を大好きだって

言ってくれる彼女と


ずっと こんな関係を続けるのは


悪くないよなぁって そう思ってしまう




村田さんの場合



              ーおしまいー
/ 4730ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp