• テキストサイズ

【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第15章 バンバンジー












前日に目的地の住所を知らされた。
先に道のイメージできてるといいのかなと思って、とのことだった。

あいつなりにまぁ、気を遣ってはいるんだよなとか。












「…結構、隠れ家みたいな場所っぽいけど、どういう流れでまた」











レンタカーに乗って出発して少ししたところで聞いてみる。











「…アキくんの友達で、アキくんに連れてってもらった」

「…へぇ」

「穂波がつけてるネックレスとか、全部そこで買った」

「…ほぉ それで今日はなにしに行くんだ?」










わざわざ俺を足に使って。
もう穂波ちゃんの誕生日は過ぎてるし、
つーかこの間会いに行って帰ってきたばっかだし。











「…んー、なんかちょっと相談したいことあって」

「…ふーん」

「………」











いつも通りの研磨ではあるけど、
それにしても静かな印象を受けた。
あとはなんか、少し男っぽくなったなとかも思ったのを覚えてる。

男になったな、とかそっちじゃなくて
なんつーか、腹決めたじゃねーけど。
そこまでは行かないけどそっち寄りっつーか。











なかなかの長時間ドライブの末着いたその場所は、
すげー居心地良くすげーセンスのある、
なんつーか穂波ちゃんやアキくんの繋がりって聞いて納得するようなとこで。

そこで研磨はもう旧知の中じゃねーけど、すげー普通にそこにいて。
そこの夫婦の間のお子さんの話題とかもしてて、ちょっと驚いたりもした。












「…それで研磨くん、今日は何か用があるんじゃなかったっけ。
ここで聞く?それともアトリエ行って……」











朔さんというその人に研磨は尋ねられ、
いきなり黙り込む。

いや別に饒舌に喋ってたわけじゃねーけど、
なんつーか 考え事してるあれ、質問に対して沈黙を返すっつーか。














/ 1061ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp