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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第12章 Hi!


ー穂波sideー










『おかしい研磨くんもおかしくない研磨くんも全部、すき』

「………」

『…おかしい研磨くんってなに?』

「…ふは 言っておいて聞くの」

『言ってみたものの、何だろうって』

「…まぁいいよ、それは。 それより……」











研磨くんの親指が、下唇に触れる。
むにっ ぷに…










ぐいっ…












少し無理矢理に、親指が口内に侵入してきた。
…いや、少しじゃない、普通に無理矢理。







一度少し和らいだ、研磨くんの空気がまた、鋭くなる。
どきどきした分、さっきの他愛無い会話で緩んだ糸が、一気にピンと張って。
逆戻りどころか、どきどきも、恐怖もかさが増して降りかかってくる。












でもさっきからずっと、そうなんだけど…

本当に怖いのに、手とか震えちゃってるのに、
一つもいやじゃないし、気持ちがいい。

身体がおかしい。











「ごめん、指で我慢して」

『…んっ』

「動くよ? ちゃんと咥えててね」











決して冷たくはない、でも優しいとも言えない、研磨くんの声が脳内に響く。
その眼差しもまた、同様に突き刺さる。

そして研磨くんの腰がまた、動き始める。












再開されたその刺激と、
再発したこのどきどきと。

新たに加わった口内への…










「…ん、いい子。 咥えて、しゃぶって」

『…んぅっ』











苦しくも気持ちの良い、刺激。
涙は溢れるし、お腹はキュッとする。

油断すると嗚咽がつきそうになるし、
研磨くんの指に歯を立てそうになる、
けど口をひらけば喉から、声が、音が漏れるから。

研磨くんの言う通り、咥えてしゃぶって、吸い付いて、舌を絡めた。













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