第6章 リレー
ー研磨sideー
少しベッドでゆっくりして。
周平たちになんか言われるだろね、とか言いながら風呂に向かったら
もう周平たちは部屋に行ってて居なくて。
ほっとしていいのか、なんなのか、とか言いながら下に降りて水を飲んでシャワーを浴びた。
2人で一緒に。
穂波が浴衣を脱ぐの見てたらコーフンしてきて。
脱がしたいとか言うからもっとコーフンして。
でも今日3回シたし、口でも1回してもらったし、無理かもと思ってやめた。
でも結局シャワー浴びながら口で、抜いてもらって。
顔に思いっきりかけて。 腰溶けたかと思った。
それからまたベッドでだらだらしてるうちに眠くなってくる。
明日で夏休み終わり。
穂波は11月から12月のうちに願書提出するって。
願書っていっても日本の大学に行くおれが出すようなやつじゃない。
それまでにSATの点も取らなきゃだし。
って言っても1450点ってのは入学してる人の平均なだけで、
点数がなくてもエッセーだとか個人的な経験が評価されれば入学する人も普通にいるらしい。
今穂波は1350点まで取ってて、9月にもう一回受けて高い方で提出って言ってた。
だからそう、一番力を入れるべきエッセーをこれからしっかり書き始める。
だいぶ早く始めてるからかなりまとまってるみたいだけど
10月中にはオッケーな状態にしておきたいんだって。
なんかそんなにせかせかしてないのに、
早く仕上げるところが穂波っぽいなって思う。
だから、なんだろ。
いよいよ違う方向にしっかり足を進めてく感じがある。
ずっとそうだったけどでも、なんとなく。
おれは一橋大学、行こうと思ってるし普通に行けると思うんだけど。
滑り止めっているのかな、とか。
滑り止めにするなら… 慶應とか、早稲田とかが妥当なのかなとか思うけど。
なんか名前が先走っててキラキラしてて、ちょっとやだ。
一橋がしっくりくるから、一橋に受かりたいな、とか思う。
国立っていう場所もいいし。
まとまったお金できたら古民家とか借りれそうじゃない?
アパートとかいやだし… それまでは実家から通うかな、とか思ってる。
電車ならゲームしてたら着くし。 とか。
そんな感じ。
とにかく、夏休みがもう、終わる。