第6章 リレー
ー研磨sideー
腕を拘束されて、頭掴まれて、口の中犯されて。
目に涙を溜めながらおれを見上げる穂波は正直やばかった。
我慢して続けることも少しくらいはできたけど。
苦しいだろうし。
込み上げる射精感に任せて、出した。
すぐにでも引き抜こうと思ったんだけど、
ちょっとふにゃってしたおれのを引き止めるように吸い付いてくる。
目を潤ませて、目尻から頬に涙の跡をつけて。
浴衣姿で跪いて、拘束されたまま。
そっと髪を撫でると、ふっ て気持ち良さそうな顔をして、嬉しそうにする。
それからそのまま口に含みながら、
優しく柔らかく舌をおれのに這わせる。
はぁ… なんでこんなにかわいいの。
おれの、おれだけの。
おれにしかみせないで、その顔。その姿。
全部、おれのにしたくなる。
独占欲普通にあるし、結構やばいと思う。
視覚的なのと、肉体的なのと。
どんどん昂って普通にまた、硬くなった。
「…ん …穂波、もういい?」
『…?』
「もう、挿れたい」
『…ん、欲しい』
ちゅぱっと音をさせて口を離すと、おれを見上げてそう言った。
ほんとに、物欲しそうな顔して。
優しいこと何一つやってないし、
穂波の身体におれ触れてないのに。
いいの?
穂波の背中側に回ってそっと身体を倒す
腕を背中側で縛ってるから、必然的に胸を床に当てる感じになる。
…エロ。
「ちょっとだけ足開いて? お尻浮かせて?」
『ん…』
従順に従う何かのように、おれの言う通りにする。
普段から意思がないわけじゃないし、
っていうか意思強い方だし、
本当にやりたくないことはやらない穂波だから。
主従関係とかキライなおれも、これはすき。興奮する。
穂波がみせる、Mっ気みたいなの。
浴衣をたくし上げて下着をずらし、さっとゴムつけたおれのをあてがう。
相当、濡れてる。
おれに一方的にされてたのに。 すっごい濡れてる。
ちょっと心配になるくらい、穂波の身体はおれを受け入れる準備がいつもできてる。