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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第6章 リレー








果てて、繋がったまま何度もキスをして。





ゴムをささっと処理したら、
こてんと穂波の横に寝転がる。





まだ、涙のあと、ある。
目も、うるうるしてる。
ほわほわのとろとろの顔して、おれをみつめる。


…もぉ、腰が一旦無理なのに。


可愛すぎて、またシたくなる。






『研磨くん、すき』

「…ん、おれも」

『…ん』






そう言って腕に絡みついてくる。
お腹減ったけど、寝たい。

寝たいけど穂波のご飯食べたい。






「ねぇ穂波」

『…ん?』

「いじめてごめんね、かわいすぎて」

『………ん』

「穂波だけ気持ち良くなってるなんてことないから、ね」

『…ん』

「穂波が気持ちいいとおれも、気持ちいいから」

『…ん 一緒』

「…ん」








キスをして、抱きしめて。
またキスをして。







『研磨くん、しょっぱい』






首筋にキスを落としてそのまま舐めると穂波が、つぶやく。
くすって、いたずらに笑いながら。

それからすんすんってまた、匂いを嗅ぐ。






「…ん、部活の後だし、今もいっぱい動いたし」

『この匂いの香水があったら』

「…え」

『ひとりじめする。そのためにお金持ちにならなきゃ』

「…何言ってるの」







どこから突っ込んでいいかわかんないし、
別に突っ込んで欲しいわけじゃないだろうし。
ほっとけばいっか。







「お金持ちになったら、じゃあ、おれは」

『うん』

「穂波を監禁しようかな」

『…え されたい』

「…されちゃだめ 笑」

『監禁してどうするの?』

「……誰にも触れさせないし、誰にも見せない。おれだけのにする」

『…やぁ、研磨くん、また欲しくなっちゃう』

「だからなんで」





監禁された穂波なんて、ほんとはちっとも見たくない。

翔陽の羽根は捥いでみたいけど、
穂波の羽根は伸ばしてたい。

でもちょっと、言ってみただけ。
話の流れで、 言ってみた、 だけ。






それを知ってか知らずか、
おれの独占欲に無邪気に興奮してる穂波が見れたから。
ま、こんな意味のわかんない妄想と会話にも意味は後付けできるもんだな、とか。
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