第6章 リレー
一旦引き抜かれたそれは
仰向けにされて寝そべっているわたしのソコにあてがわれる
新しく膜を纏って
正直ぼーっとしてる。
約3週間ぶり。いきなりなんかすごかった…
ほわほわしてとろっとろで、おかしくなってる。
だらしなく脚をひらいて、研磨くんのされるがままになりそうな感じ…
でも、正常位。 一番好き。 研磨くんの気持ち良さそうな顔いっぱい見れる。
とか結局、すけべなわたしはあれだけたっぷりもらっても尚、研磨くんを欲しがってる。
身体が、心が、それから脳みそまでもが。
「…あ、麦茶、飲む?」
いつでも受け入れる準備はできていたのに、寸止めされた気分。
けど、のどかわいた。
『…ん、飲む』
「ん、おれも喉かわいた。 そのまま待ってて」
そう言ってローテブルに置いてあるお盆の乗ったグラスに麦茶を注いで、
研磨くんはごくごくと飲む。
喉仏がいろっぽい… なんて思いながら眺めてると研磨くんと目が合う。
だんだん顔が近づいてきて、唇が重なると麦茶が流れ込んでくる。
まだ、ちょっと冷たい。
「もっと飲む?」
『ううん、ダイジョーブ』
「…ん」
そういうと研磨くんはこてん、と隣に寝転がった。
『………』
「…?」
麦茶飲んだらもらえるって思ってたから… でももう十分もらったし…
とか頭の中にいろいろが駆け巡ってもじもじしてしまう
…でもやっぱ、もっと、もっと欲しい。
研磨くんに覆い被さり、またがるようにして唇を奪う。
足りない、足りない… いつもいつも満たされてるのにいつもいつも欲しい。
研磨くんへの欲はないようで、あって。
あるようでなくて。
つまりきっと、無限なんだと思う。
『欲しい、もっともっと欲しい』
「…ん、おれも」
満足そうに、そう言う研磨くん。
…隣に寝転んだのは、もしかしてわざと?
うぅずるいずるい…
ずるいけど… でも… 素直に従うしかない
研磨くんのを自らにあてがい、ゆっくりと沈めていく。