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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第5章 hotdogs, layer cakes & parfeit







7月24日(水)








「おー!穂波!!」





仙台駅に降りると遊児がいた。
おばあちゃん家で待ってるって言ってたのに。





『わ、遊児。一人?』

「1人〜 待ちきれんから来た。
ばあちゃん用事あるみたいで、昼飯食ってこいってさ」

『あ、ほんと?じゃあどこかで食べよ?何がいい?』

「なんでもいーべ!」

『…じゃあ、焼き鳥食べたいな』

「相変わらず外食になるとおっさんくせーな、穂波は」

『えっ 相変わらず?』

「ん?相変わらず!」






ちょこちょこ研磨くんにはおじさんっぽいって笑われるけど
遊児に言われたのは初めて。
なのに、相変わらずって、ずっと思ってたってこと?






「駅前にあったよな〜?焼き鳥屋なんて行かねーから曖昧だけど」

『うん、あった気がする』






行ってみると、ランチは焼き鳥はやってなくて。
なんだかちょっとシュンとしつつも
シュンとしてても仕方ないし、ここで食べよってなった。


焼き鳥丼2つ。
わたしにはちょっと多いだろうけど遊児が食べてくれるから大丈夫。


真ん中にポーチドエッグみたいな温泉卵みたいな半熟卵が乗ってて
からめて食べると美味しい。
月末の合宿で作ってみようかな。卵はどうやって用意しよう?







「…何考えてんのー?」

『このさ、卵をさ合宿で大人数に作ろうと思ったらどうしたらいいかな?』

「普通どうやって作んのかもわかんねーもん」

『お酢とお塩を入れたお湯をぐるぐるーってして、そこに卵入れるの』

「一個ずつ?」

『一個ずつが無難』

「そっかー わかんねー! あ、すんませーん!」






そうだよね、わかんないよね、って思ってたら
いきなり大きな声で店員さんを呼ぶからびっくりしてしまう。









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