• テキストサイズ

【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第17章 正体


ー穂波sideー


















昨日はあれからパンナコッタを食べた。

フレッシュフルーツをもりっと飾って、
さっぱりだけど豪華な感じ。

今日から少しの間ではあるけど一緒に過ごす時間、楽しもうね、よろしくねっていう、
ちょっとしたお祝いみたいな気分になった。




そしてわたしはわたしのやることを、
影山くんも影山くんで外出先でもできる、
夜のルーティンみたいなものがあるようだったので自然と各々の時間を過ごすことになった。











そして今朝、リビングで勉強してたら
ちょっと走ってきます、って影山くんが言って。

行ってらっしゃーい、なんて普通に送り出しちゃったんだけど…

大丈夫だったかな、ってちょっと不安になる。

今、30分経過。
まぁまだあと30分以内に戻ってきてくれれば…という感じではある。

なんとなく、1時間くらいならあり得るかなっていうか。










影山くんのことは気になりつつ、
キリのいいところで、さっと片付けて移動する。









朝食の準備はほとんどできているし向かう先は、
お兄ちゃんが新しく用意してくれた部屋。

もともとあった空き部屋をダンス仕様の部屋に改装してくれた。
…その、研磨くんとジュノが関わってくれた動画のあとで。

「なんで研磨もカズマも使うゲーム部屋はあんのに、
穂波のダンス部屋なかったんだろな、ごめんな」

ってなぜだか謝られてしまったので全力でそんなことない、
そんなこと一つも思ってなかった、ありがとうーって言った。

侑くんがいた頃はまだ改装途中だったのだけど、
この度完成したわたしにとって、秘密基地、のような場所。
お兄ちゃんの、とはいえ自宅にスタジオがあるなんて夢みたい。

庭に面している部屋だから緑も見えるし、窓を開ければ心地よい風も抜ける。
しっかりしめていれば防音もばっちりだから、
少しビートが強めの曲なども時間気にせず大音量で踊れる。
昼間、フラとかなら窓開けてても今のご近所さんならそんな文句も言われないと思う。










ただでさえ振り切っていたのに、
さらにさらにわたしの振り幅は広がって…

とにかく、たのしい!













/ 1069ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp