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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第4章 宇治金時


ー研磨sideー







11時ごろに穂波が来た。
冷房の効いた部屋でゲームしてて、チャイムがなってでたら、
こめかみに汗を垂らしながらにこぉって笑う穂波がいた。

もっとだるーいって顔にならないのかな。

ほんと穂波は、太陽が似合う。
それから、太陽に好かれてる、とも思う。








「暑かった?」

『うん!気持ちよかった!』








…ってほら、こういう言葉が返ってくる。
おれは夏は熱くて冬が寒いことをどうにかしたいって思うのに、
穂波は全然そんなとこにいなくって、
気がついたらおれも前より暑いのに外出たり、寒いのに外出たり、
する回数は確実に増えたと思う。








とりあえず、冷えた麦茶をだす。





『ありがとう。お昼のもの、冷蔵庫に入れさせてもらっていい?』





麦茶をごくごくっと飲んでから、穂波が言う。






「うん、もちろん」

『…ん!』






なんか汗かいてて、自転車でか日光でかちょっとハイになってて…
ムラッとする。エロい。

生成りのリネン地のショートパンツと、
アイボリーのリブタンクトップ。
背中、結構見えるやつ。

白い薄手のシャツを羽織ってたけど、
汗かいたーってすぐ脱いでた。

部屋着みたいなラフさがあって、でもルーズじゃなくって、品があって。
それからやっぱ、エロい。

健康的でエロいって、おれ的にはかなりずるいなって思う。
…穂波以外、興味ないけど。






『ねぇ、研磨くん』

「…ん?」

『ネックレスとねピアス、いつも思うんだけどね、ほんとに綺麗だなって。
シンプルなのにすっごい綺麗で、でね、ずっとつけててもね……』





そりゃ穂波の言葉は嘘がなくて、憶測で済ますんじゃなくて聞いていたいけど。
でも止められなかった。

手首をすっと掴んで引き寄せて唇を塞ぐ。

ちょっとびっくりしてたけど、すぐにふわって柔らかくおれのキスに応える。
正直結構ムラムラしてたから、ここからさらに止めれなくなるかなとも思ったけど






「…ん、ごめん話遮った。 続き聞かせて?」






なんとか、止めれた。

すぐそこにある穂波の顔はとろんとしてて、
また、すぐにでも触れたくなるけど。







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