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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第30章 蝶の入れ知恵とほどほどの戯れ ※R-15



責めないのかと尋ねる理由は

さっきの 自分の行動が
私の 芯に火を点けた……と言う

自覚が 彼には あるのだろう…けど

どう返事を返そうかと
返答を悩んでいると

スッと杏寿郎が
あげはの下腹部に手を添えて来て

そのままその手で
子宮の辺りを撫でられる

ギュッとその刺激で
自分の子宮の部分が収縮するのを感じて
時期が時期なので疼きだけでなく
痛みにも……似た感覚を感じて

ビクッと小さくあげはの身体が跳ねる


「さっきは…俺がそうして貰ったんだ、
直接触れたりしなければ…、君も
そうなってもいいんじゃないのか?
幸い君は…こんなにも、
感じ易い身体をしているんだ。
いつもしてるように…、口付けながら
俺の足を押し当てるのなら…?
今の…状況でも、可能なんじゃないのか?」

そう杏寿郎に言われて

彼が私から何を聞き出そうとしていて
それを聞いて どうしようと
思っていたのかを理解してしまって

自分がそうなった様にして
今度は私の事もそうなる様にしないかと

杏寿郎が提案して来ていて


彼としては自分だけが
そうなってしまった事を
気にしているのだろうけど


「んっ、でも…そんな事しちゃったら…」

「余計に、俺が…欲しくなってしまうか?」

「あの…、杏寿郎?
…もし、勘違いなさってるのなら…
と思って言うのですが…。
今の状況を我慢してるのは…、
杏寿郎だけじゃ…ないんですよ?
…私だって…」

「っ、…それは、さっきも聞いたが?
だったら…君も俺と、
同じ気持ちであるのなら…」

同じ気持ちなら
そうしたい とも取れる
返答を返されてしまって

答えを選ぶのに 言葉を選ぶのに

気を使ってしまう…


「例え、お互いの気持ちがそうであれども…。
それとこれとは別の問題ですよ?杏寿郎」


今までの口調とはあからさまに違う
毅然とした態度で
そうキッパリと言われてしまう

この口調になる時のあげは……は
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