第30章 蝶の入れ知恵とほどほどの戯れ ※R-15
工藤には一人でする様にとは
言われた手前心苦しくもあるが…
「それは…いいが、その…
君の手を煩わせるのではないのか?」
「あ、えっと…、私が煩わなくても
出来る方法もあるとか…。
私の大きさなら…、
余裕だと言われましたが?
どっちが…いいです?
杏寿郎は……、その胸かお尻なら…」
グッと肩を掴まれて
すぐ目の前にある杏寿郎の顔を見上げると
自分の手で口元を隠すように押さえて
恥ずかしそうにして視線を逸らせると
「その、……君が嫌でないなら…両方
お願いしたいの、だが?」
「ふふふ。分かりました。
杏寿郎は欲張りさんですね?
いいですよ。でしたら、今日は
杏寿郎が…ここに座って貰っても?」
こことあげはが鏡台の
天板を指さして
「俺が…座るのか?」
「ええ。そうですよ?」
そうあっさりと言われて
そのままあげはは調光しに行ってしまって
電気を消せば行燈のぼんやりとした
灯りのみになる
俺がそこに座ると
あげはがその前に膝立ちになって
俺の太ももの辺りに
自分の胸を押し付けてくる
「その…、
方法は…知ってるのか?君は…」
「した事は…、
ないので何となく…ではありますが…
こんな感じに自分の胸を寄せて…」
あげはが目の前で寝巻の上から
自分の乳房を片手で寄せると
開いた合わせからは
その胸の谷間が見えていて
彼女の胸は大きい方の部類だから
その開いた合わせから見えている
その谷間は壮観な眺めではあるが
その間に…俺のを…
あげはが
自分の右手をソレに見立てて
自分の胸の谷間に
抜き差しして見せると
「えっと、…こんな感じって
あ、違いますね
上からじゃなくて下から…」
思わずその厭らしい光景に
自分の下半身に
一気に熱が集まるのを感じて
自分の股間を寝巻の上から
押さえつけてしまったが
その押さえつけた手の上から
あげはが手を添えて来て
「ふふ、もう、杏寿郎のここは
…そのつもりみたいですね?」
子供の頭を撫でるかのように
よしよしと撫でつけて来る