第25章 昼下がりの密事(みそかごと)※R-18
一際大きな声を上げて
達してしまったのを
確認するとそのまま
更に腰を突き動かしてやれば
中で達したばかりのあげはの身体は
再び快楽を昇り詰めていく
「あっ、あ、はぁ、やぁ、ん、ん゛んんっ!
はぁあああんんっ!…ふっ、はぁ、ふっ」
そのまま また 達してしまって
荒い呼吸をして蕩けた
目をしている彼女の顔が
後ろからは見えないのが
少々頂けないと感じて
後ろからするのも
案外つまらなく感じてしまう
「後ろから…と言うのも、悪くはないが
君の感じている、可愛らしい顔が
見えないのは、つまらないものだな」
そう漏らすようにして
杏寿郎が呟くと
腰の動きを止めてしまって
戻れるか?と言って
私の腰をトントンと軽く叩いた
促されるままに元の体勢に戻ると
抜けないように繋がったままで
両足を動かされて身体を横にさせられる
いつもと違う場所に杏寿郎のが
当たって何とも言えない
新しい感じた事のない快感に
身体がブルブルと細かく震えてしまって
思わず逃れたいと思って
頸を左右に振ってしまっていて
「感じてる……のか?あげは」
それに杏寿郎が気付いて
そのまま腰を軽く数回
揺り動かされれば
あげはの口から甘い
嬌声が漏れて溢れる
「はぁ、あぁんっ、
やぁ、んんっ、あぁ、んっ」
おもむろに右足に
手を添えられてスルスルと
太ももから膝へと撫でられて
そして杏寿郎の指先が
膝の上から下へと伸びる
古い傷跡をなぞっていく
「そう言えば…、まだ聞いていなかったな」
杏寿郎が言っているのは
この古傷が出来た時の話の事で
そんな事を聞かれて
そんな話を今は してる場合じゃないんじゃ…
「まぁ、今は、話せないか…。
ならば、こうされるのはどうだ?あげは」
踵を支えて右足を上げられると
私の足の間に彼が
自分の足を絡むように入れて来て
互いの足が交差するような体勢になる