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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第22章 鏡の中の君を ※R-18


まぁ どちらにしても
喜ばしい事には違いはないがな……


「あげは、君が俺の物なのならば…。
俺の全ても、あげは……君の物になるが?」


杏寿郎が…私の物?

貴方が私にくれる

その全てが私の物で……
自分の命すらも……好きにしていいって

私に 言ってくれてた……


全部 全部……


私を見つめる その目も

私の名を呼ぶ その声も

髪を撫でる その手も

抱きしめてくれる その腕も

ううん それだけじゃない


目に映る物も映らない物も
触れる事が出来るものも
出来ない物も


その全てが ただ ただ

愛おしくて 仕方ない
彼の 杏寿郎の 全てが


好きだって 愛してるって


胸が苦しい 言葉だけじゃ
自分の中から溢れる想いに
追いつきそうになくて


「杏寿郎っ、好きッ…、大好きっ…。
どうしようもないくらいに、好きなの」


ああ どうしてなんだろう?
足りない 全然 言葉じゃ足りない

何回 好きって言っても足りないって

自分でも分かってしまって居て

余計に胸が締め付けられて来る


「あげは、一度。離れてもいいか?」


そう聞かれたかと思ったら
一瞬にして中から杏寿郎自身が
抜き去られて
身体を向き直らされたと思うと
そのまま布団の上に二人で倒れ込む

唇をお互いに求めあって
そのままお互いの舌を
熱く絡ませ合うと

「ふ、んっ、ん、
んーーん゛んっ、ふぅ、んんっ」

彼の熱が再び自分の中に押し込まれて
そのまま一番深い所まで沈められてしまって

一番奥に当たってるのに

それ以上に沈めようとされて
痛みにも似た感覚を覚えて

「………っ」

小さな呻きを上げると

「痛かったか?すまない。
……欲張り過ぎてしまったか?」
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