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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第19章 心 向き合う ※R-18


ぐったりとして呆然とした顔をしている
あげはを満足そうな顔をして
杏寿郎が見下ろすと
自らの手の甲で口元を拭った

でも……でもだ

今日の杏寿郎は
言わせたい杏寿郎なのだ

きっと この先も……言わせたいのでは……?


自分の顔に手を当てて
恥ずかしそうにしながらも
あげはが俺の顔を見ていて

その何とも言えないような
色香をはらんだ視線に見られていると
こちらも堪えてはられそうにないが……

このまま言う様に促したら……
今日の彼女なら
俺に俺が欲しいと言ってくれるのでは
ないだろうか?


じっと潤んだ目でこっちを見ていて
口を開いたと思ったら

「私ばっかり……、
ズルい、言わされるばっかりで」

あまりにも悲しそうに泣き出しそうな声で
言われてしまって一瞬慌ててしまった

「いや、誤解だ、……聞きたかった
気持ちがあったのは確かだが……。
調子に乗り過ぎてしまったか?」

スッと両手をあげはが
杏寿郎の頬に添えて来て

「違うのっ。謝って
欲しいんじゃなくって……。
私にも…、言って欲しい……杏寿郎っ…」

顔が遠いとでも言いたげに
そのまま自分の方へ頬に手を添えたままで
こっちに来てと
言わんばかりに引き寄せられると

ここに来て 言って欲しいとは

「俺に……何を言わせたいんだ?あげは」
「杏寿郎が、今から
どうしたいって思ってるか…教えて?」

それにもう ここまでしたのだから
もう 繋がるより他にないのだが……


「俺が……、今からしたいと…、
っ、それは無論、君の中に
…入りたいとは思ってるが……」

ムニュと頬を掴まれてしまって

「言い方っ!もちょっと違う感じの方で…」

と今度は拗ねたような顔をされてしまって



「俺は、君とひとつに
なりたいと思ってるが、君はどうだ?」


言い方を変えろと言われてしまったので
杏寿郎が言い方を変えて言い直すと
ギュウとあげはが俺の身体に抱き付いて来て

「うん、私もそう思ってた。
……杏寿郎とひとつになりたいって」
「ああ、そうだな。俺もそう…思ってる」

「杏寿郎……」

強請る様にして名前を呼ばれて
あげはの濡れたその入り口に
硬くそそり立つ自身を添えて

入り口をなぞると グチュグチュと
彼女の蜜が音を立てる


「いいか?」



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