第13章 湯治編 小さな蜜月 ※R-18
「その、言い辛いのですが
…中に入れる指…1本だけにして頂いても?」
「それは、構わないが…
痛かったら言ってくれるか?」
「は、はい…」
そっと彼女の入口をなぞって
つぷっ… ゆっくりとその中に指を沈めて行く
成程 と理解した事がある
「狭い…な。痛みはないか?」
指の四方を彼女の壁が柔らかく包んでいて
彼女の中は体の割に 狭いようだった
中程まで沈めて抜き差しするのではなく
細かく振るわせるようにして
上の壁に当ててやると
「あっ、ん、あぁんぅ、はぁ、ん、やっ」
「嫌か?…なら、止めるが…」
「んっ、うぅ、あっ、やじゃ…ないです…あっん!」
「なら、もっとと解釈するが、いいのか?」
とても 返事が返せる状況じゃないんだけど
これ以上中 弄られたら…もう…
「うぁ、んっ、あっ、あ、
あ、っ、あぁああああんっん!!」
あげはが体をガクガクと振るわせて
俺の指を締め上げて絶頂に達したのを確認する
成程 締め上げた後に
奥に引き込むようにうねるのか
これは俺も気を引き締めて当たらねばな
まだ余韻が残ってるだろう
達した後で敏感になった中に
奥まで指をねじ込むと
「ひゃああぁんっ!!」
悲鳴にも似た
更に高い声であげはが鳴いたので
指を更に動かして掻き回すと
厚みを増した中がグイグイと
締め付ける感覚を楽しみつつ
「あっ、はぁ、ん゛っ、
あぁ、んんっ!や、ん、はぁあぁあんっ!!」
唇を吸って舌を絡ませると
彼女の方から舌を絡ませて来て
少し驚いたが そのまま下を更に弄ると
口の中に絶頂の喘ぎを感じた
名残を惜しみつつ
その舌と唇を解放すると
はぁはぁと呼吸を乱して
蕩けたような表情をしていたので
また 堪らなく可愛らしいし
愛おしいと感じてしまった
「いつになったら、
…呼んでくれるつもりだ?あげは」
彼女はそうなれば俺を呼び捨ててくれると
言っていた様に記憶していたが
一向に呼んでくれる気配がない
「んっ、はぁ、はぁ、
…杏寿郎さん…あの…その…そろそろ」
まだ 呼び捨てるつもりは
彼女にはないらしく
少々俺は憎らしくも感じてしまったが
繋がるまでは
呼ぶ気はないとの心募りなのだろう