第79章 一夜蜜月　※Rー１８

このまま…彼女と繋がったまま…で…

自分の身体を…彼女の身体と

寄り添わせたままで　

ほんの僅かに　離す事すらも…

惜しい…と…離れがたいと…

そう…俺自身が…感じてしまって居るから


「んあぁ、…杏寿郎…、このまま…に…
このまま…に、ありたく…ございます…っ
ずっと…、貴方と…、繋がっていたく…ッ」

「俺も…、あげは…、
君と…、同じ気持ちだ…。
ほんの僅かな…時間さえも、…
あげは、君から…離れたくない。
離れたくも無いし、離したくもない…ッ」

「んっ、はぁ、あっ、杏寿郎…ッ」

「あげは、離さない…ッ！」


ギュウウウッと身体に回された腕で
私を…離すまいとしてその逞しい腕に
抱き締められてしまって

杏寿郎の体温と…香りに包まれて

その彼の声と言葉と
抱き締める腕の力に

杏寿郎の…熱…を感じて居た

「あげは…」

お互いの…視線を絡み合わせて見つめ合えば

どちらから…でも無くに…求めあうままに

唇と唇を合わせて…重ね合わせる


「んっ…、ハァ、…あげは…ッ」

「んっ、ん、はぁ、杏寿…ろ…ぅ」


グイグイと…腰を…こちらの腰に…

奥まで深く…繋がり合っているのに

もっと…深く…混じり合いたいと…

杏寿郎に…求められている…と言う…現実に…

このまま…酔って…

溺れたままで…居たくて


ぎゅうううと自分の中の隅々で

その存在を確かめる様にして

あげはが自分の膣を強く締め付けて

杏寿郎の陰茎を締め上げる


ちゅう…と…鎖骨の下で…

羽ばたいている…杏寿郎の残した蝶に

杏寿郎が口付けを落として来ると

ちゅ…ぅ　ちゅ…と何度もその蝶に

口付けを落として来て

そのまま口付けを降ろして行くと

硬くなってしまっていた

胸の先の突起に吸い付かれる


「んああぁっ、あぁっ、んんっ」


胸の先に吸い付かれて

自分の中が彼を締め上げる度に

自分の中にある彼の存在を

また…しっかりと逞しく感じてしまって居た