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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第79章 一夜蜜月 ※Rー18



する…っと 杏寿郎の手が
あげはの胸の下の辺りから外側の
身体の側面の方へと向かって撫でて来て

自分の手の平に吸い付く様な
すべすべとしたその素肌の感触…に

所々…にその滑らかな素肌に
引っ掛かりを残す様な…古傷の…跡は…

かなり…古い物…なのか…
薄明りの中では目を凝らしても…
その痕跡を…僅かにしか…感じられないが…

ぼんやりとした薄闇の中に

その白さが浮かび上がって…目を奪われる

鍛え抜かれた…しなやかさを持つ

彼女が…鬼殺隊で…柱にまで昇り詰めた

均整の取れた…女性らしさのある…


抑揚の付いた その身体のラインは… 

美しく…芸術的にすらも感じる…な


「あげは…、君は…美しいな…。
君のその…肢体を…
この目に映していいのは…、
俺だけが許されていると言う事実に
酔えてしまいそう…な程にな…」


「お褒め…になって、頂けるのは…、
私の…この身体…
だけ…にありますか…?杏寿郎…」

「そんな風に…、
自分の身体を…褒められて拗ねる…
そんな君は…、また、可愛らしいがな…?」

スルスルと身体の脇を胸の横から
骨盤に向かって
杏寿郎の手が撫で下ろして来て

「んっ、杏寿郎…、もっと…、
貴方と…触れ合いたく…あります…」

スルッと肩に腕をあげはが回して来て
グイっとこちらの身体を引き寄せられて
お互いの胸と胸を合わせると
すぐ目の前に顔を突き合わせる体勢になって

見つめ合うままに視線と視線を絡め合う


「もっと…、あげは、
君のその身体に…触れても…?」


まるで今が…
初めて身体を重ねるかのようにして
杏寿郎がそう…こちらに問いかけて来て


「触れて…下さい…、杏寿郎…。
私のこの身体に…、
貴方のその手で…、隅々にまで…、
触れて…頂きたく…あります…ッ
んっ、はぁ…あぁ、ん…、
貴方の…触れてない場所は…、
この身体のどこにも…無い程に…、全て…ッ」

ムニュっと両胸を
その手で揉みしだかれてしまって
ビクッとあげはがその身体を跳ねさせる

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