第73章 洋館の夜　※R-18

「んぅ、はぁ、あぁあ、いい…っ、
気持ち…いい…っ、杏寿郎っ、ああぁんッ」

ちゅ…ぅ…と　唇を杏寿郎の唇で塞がれて
そのまま奥を何度も突かれてしまって

「ああぁ、いいです、
気持ち…いいっ、んっ、
ぁあぁんっ、ふあぁんっ、
あぁう、あぁあんっ、
あ、あぁ、んはぁあぁああんッ」

達してしまっても　まだまだ終わらない
快感とその次に来る絶頂に
ただただ頭が真っ白になって行く

「あげは…、そうか…なら…もっと、
俺を感じて、そうなってくれ…」

ズブズブと出し入れをして
自分の陰茎を食べる様にして
ずっぽりと咥えて飲み込んでいる
あげはのその部分を見て居ると

こっちが食べていたはずなのに
食べられている様な不思議な気分にもなるな


「んぁああっ、んっ、
杏寿郎…、また、んあぁああぁんッ」

「…っ、ぁ、ハァ…、あげは…ッ」

何度目なのかもハッキリとしない
その絶頂の果てに自分の中に
彼の絶頂の証が吐き出されるのを感じて

そのまましばらく　行為の倦怠感と
その絶頂の余韻に浸りながら
身体を繋いだままで
乱れたベッドのシーツの中で
２人で時間を忘れてぼんやりとして過ごす

「あげは…
このまま、ずっとこうして居たい所だが…。
そろそろ起きて、シャワーでも浴びないとな…」

そう言って　杏寿郎が身体を起して
自分の中にあった　モノがズルッ…と
抜き去られる感覚に
ゾクゾクっと身震いする様な感じを憶える

「零れてしまいそうか…？あげは」

自分のモノを抜き去った後の
蜜口を手で塞ぐ様にして
杏寿郎が手を添えて来て
ススッと指で口をなぞられて
ビクッと身体が反応して跳ねる

「そんな姿を見せられると…、
もう一度…と言いたくなってしまうが。
流石に、もう一度は無理がある…か」

もう夜明けは
とっくに過ぎてしまって居たし
外も明るくなっていて

お互いを求めあって居る内に

大分　ゆっくりしてしまって居た様だった

「もう一度…は、今はお預けにありますね？
いつまでも、こうしてもおれませんでしたね。
…朝食は、…この部屋まで届くのですか？」