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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第68章 酔って酔われて飲まれる夜に… ※R-18



「やぁっ、なりませんッ、杏寿郎…っ。
ここで…はっ、控え目に…なさってっ、ああぁん」

「ん?そうか。なら、少々心残りもあるが。
なるべく手短に…済ませよう」


物が落ちたりとか 配置がずれたりとか
どこかが開いたり物が落ちたりしないかと
ハラハラとしてしまって居て
精神的にどうにも
落ち着かない行為になって居たが


「んあぁあぅ、はぁ、あぁんッ、はぁ、んっ」

次第に それも忘れてどこかへ行ってしまって
快楽に喘ぐのみになって居て
そんな事を考える余裕も無くなってしまっていた


ーーー
ーー



事が済んでから 

台所の隣の小上がりで休憩しながら

先程のコップに新しい水を足して

お互いの喉を潤した


「どうしたんだ?あげは…」

「いえ、別にどうもしてはおりませんが…」


ムスッとした顔をして機嫌が悪そうに
あげはがして居たので

杏寿郎が声を掛けるが
どうも無いと言う返事が
どうもしないではない顔で返って来て

「君は後ろからよりも、
向い合せが良いんだろう?
後ろからばっかりしたから、
怒ってるんじゃないのか?あげは」

「そのっ、後ろからは
杏寿郎のお顔が見えませんし…。
抱きつきたいと思っても、
抱きつけませんし…。
それに、口付けるのにも
もどかしくありますので…ッ」

よしよしと頭を小さな子の様に
撫でられてしまって
ポンポンと背中を叩かれる

「よし、あげは。なら、今から
いつも通りにしよう。それでいいだろう?」

「え?あ、あの…っ、杏寿郎?」


そう言ってひょいと抱き上げられてしまって

今度はいつも寝ている 

杏寿郎の部屋まで運ばれると


ガラッと杏寿郎が襖を開くと


その中から フワッと嗅ぎ慣れぬ香りが

廊下の方へ部屋から漏れて出て来て


この香りは…どこかで…

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