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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第67章 春日の決意とカナエの配慮



そう杏寿郎があげはに問いかけて来て
あっちでの話はどうだったのかと
結果を聞きたそうに尋ねて来る

「ええ、春日さんがとても腕のいい
仕立ての職人さんを紹介して下さったお陰です。
それに、そちらで着物をワンピースやドレスに
仕立て直しが出来る様でしたので。
今日、蜜璃ちゃんに貰った小紋を何枚か
ワンピースにしてて貰って。
蜜璃ちゃんに渡そうかと。
貰ったものをお返しするのは、
失礼になるかも知れませんが。
数枚でとお願いしたのに、
沢山だったので…それに」

「元は、甘露寺の着物なんだ。
そうやって甘露寺にまた、
着て貰えたら着物も喜ぶ…だろう?」

自分が今から話をしようとした事を
杏寿郎に先に言われてしまって

「もう、杏寿郎には何でも
私の考えている事はお見通しにありますね?」

「さぁ、夕飯にしよう。あげは。
あの時の残りのあの酒を、
今夜は一緒に飲まないか?」



今夜は一緒に飲まないか…と

杏寿郎に提案されたのは

蝶屋敷から私が炎屋敷に来た時に

しのぶちゃんが就任祝いにと贈ってくれた

タツノオトシゴの薬膳酒の事で



「胡蝶から貰うだけ貰って置くだけ置いて。
あの時飲んだきりになって居たただろう?
何、どうせ今夜は人は払うんだ。
あの時の君は、俺に飲むなと君は頑なだったが。
量を控えれば、俺も飲んでも良いだろう?
まぁ、何なら君はあの時より多く
あれを飲んでくれても俺としては良いがな?」


しのぶちゃんからの贈り物である手前
飲まずに捨てる事も 開封してる物だから
誰かに譲る訳にも もっての外だろうし

自分達で飲むしか 

仕方ない1本ではあるにはあるのだが

自分があれを飲んだ後の

乱れようを思い出してしまって

ドキドキと自分の心臓が騒がしい






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