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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第63章 結納編 昼



「そうか、それは是非とも頂こう!
俺と甘露寺には大盛で、後の皆には
少な目の物を用意して貰えるだろうか?
いや、どうだろう。竈門少年達!
どうだ?少年達も、大盛にするか?」

そう杏寿郎が三好の方から
視線を炭治郎に移して
声を掛けて来て

「はい、煉獄さん!
俺も、カレー大盛で頂きますっ!!」

俺も俺もと
自分を指差しながら
善逸が存在を杏寿郎にアピールして来て

「なら、少年達も大盛だな!
猪頭少年はどうする?カレーは好きか?」

「あん?かれぇーだぁ?
なんだそりゃぁ?食えんのか?
そりゃ、美味ぇのかよ?」

「ええっ!!何?やだっ、この子、
信じられないんですけどっ。
伊之助、お前ッ、カレー知らないとかある?
これだから、山育ちはさ。いーい?
伊之助っ。カレーって言うのはねぇ」


伊之助がカレーを知らないらしく
そんな伊之助をバカにした様に
言いながらも善逸がカレーについてを
伊之助に丁寧に説明して行くから

その様子を炭治郎が見ていて
ニコニコと笑みを浮かべると

「善逸は、やっぱり優しいな。
俺の見込んだ通りだ」

「たっ、炭治郎~、何々?
褒めてくれんの?やだやだ、俺っ
めっちゃ嬉しいんですけどっ」

「ははは、随分賑やかじゃないかい。
はい、どーぞ。うちの自慢のカレーだよ」

三好がカレー皿の乗った
トレーを持って戻って来て
コトンと伊之助の前に置いた

「オイっ、ババア!」

「こらっ、伊之助っ止さないかっ」

伊之助がカレーの皿を指差して

「コレ、食えるのか?」

「何だいっ、失礼な子だね。
食えるに決まってるだろ?うちは料理屋だよ」

何となーくには
嫌な予感はしてたのだけども

「オイっ、これ、どう見ても……」

初めてカレーを見た伊之助が
食事中に言ってはいけない単語を言って

思い切り隣の炭治郎から
げんこつを食らって居たが

「すいませんっ、すいません。
三好さん、伊之助には俺から
後で言って聞かせますから、
世間知らずなんです。すいません」

「いいよ、私に謝らなくても。
食べれば分かる事だからね、全部。
さぁ、アンタ、食べてみな?」

伊之助が スプーンに
カレーを乗せると

じぃーーーーっとそれを眺めていて

その伊之助の様子を周囲も眺めていると

パクっとそれを自分の口に含んだ




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