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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第62章 結納編 朝



「ハッ、もしやッ。
それは、嫉妬ですか?嫉妬ですね?
須磨は嫉妬とみなしますよっ。
天元様ともあろう、お方が嫉妬なんて。
ああっ、それだけ天元様が、
須磨を愛して下さっていると
言う事なのですね?そうですね?」

一人脳内で妄想が暴走している須磨の頭を
思い切りまきをがベシンと平手で叩いた

「きゃあああっん、
痛いっ痛い痛いですぅ!!
酷いです、まきをさんがぶったぁ~」

「須磨っ!やかましいっ!!
アンタは、バカな事ばっかり言ってないで。
自分の仕事をちゃんとしな、須磨。
そもそも、アンタが呼ばれてる訳でもないのに。
来たい来たいって、天元様にごねたから。
こうして、ここで着付けの手伝いならって、
そう工藤さんに天元様がわざわざ
アンタの為に話をつけてくれたんだよっ」

須磨がまきをに叩かれた頭を押さえながら
うるうると涙目になりつつも
恨めしそうな視線を杏寿郎に向けて来ていて

「そうですっ!元はと言えば、
煉獄さんが全部悪いんですっ!
煉獄さんが、あげはちゃんの事を
口説いたりしなかったら。
あげはちゃんは、天元様の
4人目のお嫁さんに
なってたかも知れないんですから。
そうに決まってますッ!!」

そう須磨が自分の
主張を力説して来て
すぅうと息を吸い込むと
そのまま続ける

「天元様よりも、素晴らしい
男性なんておりませんからっ。
煉獄さんは、ずっこいですっ。
あげはちゃんのおっぱいを
毎日揉んでいるなんて、許せませんっ!
私だって、あげはちゃんの
おっぱい毎日揉みたいですもんっ」

ベシンと今度は宇髄が須磨の頭を叩いて

「ぴゃあっ!天元様が叩いたぁ~っ、
酷いですぅ~。わぁあああん」

軽くだけ叩いた須磨の頭を今度は
よしよしと大きな手で撫でると

「はいはい、分かった分かった。
そう、拗ねんな。須磨。
煉獄には俺から言って置くからな。
お前には、カッコイイ
天元様が居んじゃねぇか。
だから、俺様で我慢しとけ、
派手に悪くねぇだろ?」

「うわぁあああん、天元様ぁ~」

ぎゅうううっと須磨が宇髄に抱きついて
スリスリとその身体を擦り寄せていて

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