第61章 蜂蜜と房中術 ※Rー18
実際に使った事は無いが
遊女の様に一晩に複数の相手をする際には
自分の商売道具を傷つけない為にも
いちぶのりは重宝していた様なので
これの使い方も ついでに程度に
伝授されたから 知識としては知っている
これも吉原で髪結いをしていた時の記憶と共に
記憶の引き出しの奥にしまっていた記憶だが
杏寿郎と昼前にその時の話をしたから
思い出した記憶の中のひとつ
そのまま モグモグと口を動かして
あげはが自分の唾液の分泌を促すと
自分の唾液が粘度の高いとろみの付いた
ドロンとした液体になって行くのが
その紙と唾液を口を動かして馴染ませる内に
そのとろみのある液体が
口腔内に満ちて 溜まっているのを感じて
そのトロミのある唾液を
杏寿郎の亀頭に垂らすように移すと
ダラダラと そこから
ゆっくりとそれが流れて
亀頭から竿を降りて行くから
その液体が 竿から零れて
陰嚢に辿り着く前に
あげはの手がそれを防いで
陰茎にそのトロミのある液体を
塗り付けられてしまう
えっと確か…
右手で上から覆う様にして亀頭を包んで
左手を横から右手の指先と
陰茎を軽く握り込んで
右手の指をバラバラに動かしながら
左手で陰茎を扱くのだと聞いたけど
その記憶を頼りに
自分の両手で杏寿郎の陰茎を
刺激すると
「…っ、あげは、ダメ…だ、
ハァ、…これはマズイ…ッ、
その、これは…っ、、色々と…ッ」
止めて欲しいと言いたげに
杏寿郎が訴えて来るから
そうとう 来る 物があるのかも知れないが
名器と言うのは どんな男性でも
すぐに果ててしまう物らしいから
「なら一度、このまま果てて下さい。
杏寿郎なら、一度果てても…その後。
また、お出来になりますでしょう?」
そう甘い声で囁きかけられてしまって
上下に扱いていた方の手を捻りつつ
回転の刺激も同時に加えて来られて