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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第61章 蜂蜜と房中術  ※Rー18



そのまま撫で上げて
途中でS字を書く様にして
手の動きを加える

縦に8の字を描いて 撫でまわして

また指先をバラバラに動かすと

「どうされましたか?杏寿郎。
私は撫でているだけにありますよ?」

そう挑発的な 蠱惑的な
表情と声色であげはが杏寿郎に尋ねて来て

ビクビクと跳ねる様に竿が動いて
あげはの与える刺激に自分が反応してる理由を

何故なのかと尋ねられてしまって

「もう…これぐらい、で、
いい…だろう?あげは」


許して欲しいとでも言いたげに
下から見上げながら乞われてしまって

ゾクッとその顔を見ると

自分の背筋が震える感覚を感じて
もう少しだけ この彼を見たいと言う

どうにも ダメな感情が奥から湧いて出て来る


昔… 髪結いとして

吉原に居た頃に

贔屓にして貰っていた遊女から


いい事教えてあげるねと言われて

教わった事があったけど…


所謂 名器と呼ばれる物に

ミミズ千匹と言う 物があるらしいが

その確率は

数万人にひとり…とも 聞いた


構造…は生まれ持つ物だから
どうしょうも出来ないが
それに近い感覚を再現は出来るらしく


あげはが枕元に置いてあった

漆塗りの小さな黒い箱をその手に取って


「…っ、あげは?それには何が…」


枕元には 懐紙とくず入れがあるのだ

その隣に置いてある漆塗りの箱に


さっきのはちみつのお酒とおつまみ

それから ナツメ茶が居るかと
尋ねて来た望月さんの事だ


私には この箱の中身がいちぶのりなのは
何となくには 分かり切っている事なので

カパッと蓋を開けると箱の中には
その予想を裏切らずに

いちぶのりの紙の袋が入っていて


その中から 一つ包みを手に取ると

紙の包みを開いて


その中に入っている 

小さく折りたたまれている和紙を


あげはが自分の口の中に放り込む




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