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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第61章 蜂蜜と房中術  ※Rー18



そんな激しい情動と一緒に

別の感情も杏寿郎は感じて居て


見る物 聞く物 触れる物の全てが


何もかもが甘い様な

そんな錯覚を覚える


耳にねっとりと絡みつく

あげはの声も甘いし


鼻腔をくすぐって刺激してくる

蜂蜜とあげはの匂いが混じった香りも


香りから味がして来そうに甘い


「んはぁ、あぁんっ、
ん、ひゃあぁん、んく、はぁ…、はぁ、んんっ」


その蜜と蜜が混じった物も

舌で絡め取る度に 

甘いと感じてしまっていて


あげはの

彼女の隅々までこの手で
この目でこの舌で暴いてしまいたくなる

この彼女の甘さが
どこから来ているのかと言う事を

知りたいと言う探求心にもに似た感情


「あげは、君は…どこもかしこも甘いな」

「んっ、でしたら…、杏寿郎も
私と、お揃いになって…下さいませんか?」


お揃いになりたいのだと
あげはが杏寿郎に言って来て


「杏寿郎が、私をお味見なさったのであれば。
私も甘い味の杏寿郎を頂いてみたくあります」

「俺ばかりが…してばかりで、
ズルいとでも言いたげだな。
あげは、君は…そう言いたいんだろう?」



「私からも、杏寿郎にしたくあるのですが…?」



そう言って下から
乞う様な視線を向けられてしまっては
こちらとしても 無下には出来ないし


「…そうか、なら…そうするか?」

「いいのでありますか?」


こちらからしたがると
杏寿郎にはいつもあまりいい顔を
されない気がするけど

そう 渋られる事なく受け入れてもらえて

床からあげはが身体を起こして

畳の上にあった皿から自分の手の平に
そのくぼみに乗せる様に
皿を傾けて 蜂蜜を手の平の上に取ると

硬くはち切れそうな程に
そそり立っている杏寿郎のモノの
亀頭の部分にクチクチと
塗り込む様にして蜂蜜を擦り込んで


「はぁ、…、確かにこれは…。
君の言う通りかも知れん。
熱い…と感じるな、どうにも…ッ」


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