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その恋は琥珀糖のような【鬼滅の刃】【煉獄/救済】

第61章 蜂蜜と房中術  ※Rー18



こちらにそれを手渡して来るので
蜂蜜の入った皿をあげはが受け取った


杏寿郎の 鎖骨の下の部分に

指先に蜂蜜を取って

肌に塗りつける様に塗り込むと

チュウ…と音を立てて

あげはが杏寿郎の肌に吸い付く


何度も 角度を変えて 吸って


自分と鏡合わせなる様な


彼の鎖骨の下に 赤い蝶が 出来て


彼の肌に残る 蜂蜜を自分の舌で舐め取って行く



「お揃いだな?君と」


お互いの鎖骨の下の蝶が
触れ合う様にして身を寄せ合って


彼の胸に抱き締められる

杏寿郎が指を開いて

自分の蝶と私の蝶に触れて来て


「よく蝶が、
二匹仲良く、飛んでいるのを見るが…」

「あれは、蝶の求愛行動にありますよ?」


杏寿郎の手が
あげはの寝巻の帯を解いて
あげはがそれに応じる様にして
杏寿郎の寝巻の帯を解いた

その手が 私の頬を撫でれば

それを鏡に映すかの如くに

あげはも杏寿郎の頬に触れて

スルスルとその手を滑らせる


「あげは…、愛してる。君を」

至近距離でお互いの視線を合わせて
そのまま額を押し付け合う

「杏寿郎、私もに…あります。
貴方を、愛しております。杏寿郎」

どちらからでも無くに
求め合って 唇を重ねる


「んっ、…ふ、はぁ、…杏寿郎」

「あげは…、ん、…ッ」


角度を変えて 何度も

口付けを交わして行く

お互いの吐息が交じり合い

口付けも自然に深まって行く


ひらひらと戯れながら

飛ぶ 二匹の蝶が


寄り添いながら 離れながらも

連れ添う合って 飛ぶかの様に


私のこの左の鎖骨の下の蝶と
彼の右の鎖骨の下の蝶も

離れては 互いを求めて

その距離を詰めているかの様に見える


「俺のここ蝶も、
君の蝶を求めてるかの様だな…」


スルッと杏寿郎の手が
あげはの頬を撫でて来て


「俺のここの蝶を、あげは、君の蝶に
もっと寄り添わせてやりたいのだが?」


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